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【おすすめ】私の好きな「現代新書」おすすめ10冊

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こんにちは、tetunecoです。 

 

本屋さんの新書売り場で、目を引くのが「現代新書」だ。

表紙の真ん中に、真四角が一つ。

その真四角は、いろんな色で塗られていて、本の内容を想像させたり、妙な愛着をわかせたりする。 

 

 とにかく集めて本棚にずらりと、色を揃えて並べてると楽しい。

 Kindleで表紙を眺めてみても綺麗だ。

 

私のお気に入りの10冊をおすすめ順に並べてみましたー

 

並べてみたら表紙の色も私らしいチョイスのような気がする。

 

 

 

10位 『「関係の空気」「場の空気」』冷水彰彦


「KY」という言葉が、もはや一般的な言葉になって何年が経つだろう。

この本では、人間関係に漂う「空気」を「関係の空気」=1対1の会話における空気、そして、「場の空気」=3人以上の場における空気の二種類に分けて解説しています。

空気を読むためには、まずは空気を知ることが必要だ。この本はその助けになる。

 

 

 

9位 文系のための数学教室 小島寛之 

 

 

文系だって数学したい!下手の横好きだっていいじゃないか!

文系を名乗り、数学に決別した人へ、数学エッセイストを自称する著者から、数学の楽しみ方を学ぶ。

私の感想はこちらを↓

数学への片思い。文系を装いつつ数学を愛する方へ 

 

 

 

8位 下り坂をそろそろと下る 平田オリザ(講談社現在新書) 

 

 

この本では、社会学者でも経済学者でも、教育者でもない、劇作家、演出家である著者が、社会を見つめ、社会や教育の再生を訴えかけている。

それがこう、社会学者などが専門用語を使って語るものとは違って、柔らかい言葉遣いでありながら、ズバッと社会を表現していく。 

 私の感想はこちらを↓

自分の立ち位置を理解せよ 新しい社会へとゆっくり降りる 

 

 

 

7位 つながる読書 日垣隆

「つながる」って言葉に惹かれて買った。

この本は、読書を通して、積極的かつ多面的なつながりを見つけるための本だ。 

漫然と本を読むことに飽きた方にオススメ。攻めの読書をあなたに。

私の感想はこちら↓

つながる読書 本を読んであなたは何とつながりますか 

 

 

 

6位 考える技術・書く技術  板坂元

この本は1973年に発行され、第67刷が発行されている本である。 30年以上も、読み続けられている本といえる。

古典には、時が経っても変わらない大切なことが書かれているものです。 

 私の感想↓

書きたい人、書かねばならぬ人 読んで書き学ぶしかない 

 

 

 

5位 私とは何か 平野啓一郎

 

 

この本では、私とはについて、著者独特の「分人」という考えによって説明する。

そして、他の本では読んだことのないような、私に出会える本だ。

私とは何かを考えるような人は、きっと内向きな人なんだろうけど、この本を読むと、外へと広がりを持って、自分を捉えられるように気がすると思う。

 

 

 

4位 戦争を記憶する 広島・ホロコーストと現在 藤原帰一

 

戦争を語る本はたくさんある。戦争を忘れてはならないという言葉もよく聞く。

しかし、戦争を語る本をどう読むべきか、その本当の難しさを教えてくれる本は少ない。そして、戦争を記憶するということがどういうことなのか、しっかり理解している人も少ない。

この本は、戦争を学ぶ時、今一度読んでほしい本だ。 

私の感想はこちら↓

戦争を記憶する その難しさを痛感した本 

 

 

 

3位 無限論の教室 野矢茂樹

 

この本では、無限とは何かについて、対話形式で議論していく。 

この本の一つ一つの言葉を追って、丹念に読み込んでいくと、ふっと無限の世界が広がるような、そんな不思議な体験ができる本だと思います。

私の感想はこちらを↓

哲学による、無限を体験しませんか? 

 

 

 

2位 生物と無生物のあいだ 福岡伸一

 

この本は、2008年に第1回新書大賞を受賞されている作品です。

私たちは、生きている物と生きていない物を見分けることができる。しかしその差はなんでしょうか。はっきりと答えることができるでしょうか。

この本では、分子生物学を専門とする著者が、過去の科学者の思考をたどりつつ、現在の科学まで、生命となにかを丁寧に辿っていきます。その過程を読み進めていくと、内容はどんどん専門的かつ難解になっていくものの、順を追って研究の成果を学び、徐々に生命に迫っていくことができ、読んでいて本当に楽しかった。難しく考えず読める良書です。おすすめです。

私の感想はこちら→

生物と無生物のあいだ 生命とは何かを問う良書 

 

 

 

1位 社会を変えるには 小熊英二 

 

この本は、新書でありながら1,404円(Amazon)と価格は通常の2倍、もちろん厚みも通常の新書の2倍、そして中身の濃さは、通常の5倍くらいはありそうな、なんとも読み応えのある本です。

「社会を変えたい」などということを掲げて活動している人はたくさんいます。デモ、政治活動、NPOの設立、ボランティア活動様々あります。

この本では、「社会を変える」ということがどういうことかについて、歴史的、社会構造的、思想的に考え解説しており、様々な考え方が体系的に紹介されており、1冊読めば、たくさんの考え方の人と語り合ったような体験のできる貴重な本です。

ニュースでもデモの様子をよく見かけるようになりました。この本を一度読んでおくと、社会活動に対する自分の意見も持てていいと思います。おすすめです。

私の感想はこちら→ 

社会を変えるには まず、この社会にある様々な考えに触れることから 

 

 

以上、10冊でしたー

 

 

 

*おすすめの新書あります

tetuneco.hatenablog.com