社会を変えるには 小熊英二 (現代新書)
この本書いたのどんな人
この本を書いたのは、
日本の社会学者、慶應義塾大学教授、ギタリスト。専攻は歴史社会学・相関社会科学。
この本を読んで、勝手に、白髪頭で、いつもしかめっ面した感じで、いかにも大御所って感じのおじさまを想像していたのだが、
著者のサイトをのぞいてびっくり、ギター片手に長髪のお写真が。
気になった方はこちらを↓
小熊英二研究会
社会をいろんな角度から捉えて眺める人は、社会の中心にはいないのかもしれない。
私の感想
この本は、新書でありながら、本の厚みは、通常の新書の2倍、そして中身の濃さは、通常の5倍くらいはありそうな、最初から最後まで、じっくり読ませ、考えさせてくれるとても読み応えのある本である。
その厚みから、通勤用の鞄に入れるのがためらわれ、在宅中にコツコツ読み続けること、4ヶ月。
いい具合に、年末に読み終えることができた。
さてと、私はどうしようか。社会を変えよう。
なんて大それたことを考えたいわけじゃなくて、まずは私を変えよう。
という、小さなことすら、なんだか上手くイメージできなくて、何も思い浮かばない。
この本では、様々な考え方が体系的に紹介されており、1冊読めば、たくさんの考え方の人と語り合ったような体験のできる貴重な本だと思う。
そうだ、今年の私は、これだ!という考え一つに捕われ、目標を決めて、そこに自分をはめ込んでいくのではなくて、世の中には様々な意見があるということを前提に、もっと自然に、流れに任せてみようかな。
今年は、昨年以上に、いろんな本、いろんな人に出会えますように。
*おすすめの新書あります
tetuneco.hatenablog.com