夢の科学 ー そのとき脳は何をしているのか?(ブルーバックス)
私は、よく夢見る。
戦隊モノの主人公だったり、殺し屋に狙われてたり、宝くじが外れるというのもあった。
そうかと思えば先日は、バスに乗ってメキシコ国境を越えるところだった。
思い返すと、楽しい夢なんて見たことないような・・・。なぜだろう、と思う。
しかし、こういう夢にはこういう意味が・・・ってのを解明する本ではない。
あくまでも夢を科学する本、なのだ。
この本の著者は、夢を脳の働きとリンクさせて、まさに科学的に、とてもわかりやすく夢を解明しようとしています。
もともと脳科学に少々興味のある私としては、たまらん一冊でした。
詳しくは、この本を読んでいただきたいのですが、私のざくっとした理解では、
起きている私の見る世界も、寝ている私の見る夢の世界も同じ、私の脳がつくる世界なんだそうです。
夢を見ている間は、寝ている=脳の活動の外部へのアウトプットを遮断している状態であるのに、脳だけが活性化している状態(らしい、たぶん)で、あくまでも脳のなせる技なのだそう。
私は私が見る夢の世界で、スパイあり、戦争あり、せつない片思いありで、まるで映画みたいなストーリーで生きているのだ。
私の脳は、アクション映画かサスペンスドラマの監督なんじゃないかなと思う。
夢も現実も、どちらも生きている同じ私なんだなと、妙に実感した本でした。
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