こんにちは、tetunecoです。
振り返れば15年前の私たちに、スマートフォンを駆使して、いろんなことができるような、今の私たちの生活が想像できただろうか。
このことを思えば、今後15年、もっともっと加速度的に、私たちの暮らしが変化していくことは明らかです。
来るべき未来は、きっと、今の私たちが思いもよらないような世界なんだろうと思いますが、想定できる範囲で準備しておくことが大切なのではないでしょうか。
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dokusyo
こんにちは、tetunecoです。
振り返れば15年前の私たちに、スマートフォンを駆使して、いろんなことができるような、今の私たちの生活が想像できただろうか。
このことを思えば、今後15年、もっともっと加速度的に、私たちの暮らしが変化していくことは明らかです。
来るべき未来は、きっと、今の私たちが思いもよらないような世界なんだろうと思いますが、想定できる範囲で準備しておくことが大切なのではないでしょうか。
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シンギュラリティ・ビジネスAI時代に勝ち残る企業と人の条件 斎藤和紀(幻冬舎新書)
この本書いたのどんな人
この本を書いたのは、エクスポネンシャル・ジャパンの共同代表を務めるお方です。
多分、著者を含むエクスポネンシャル・ジャパンのメンバーは、今日本で一番未来を歩いている人たちなんじゃないかな、と思う。団体のサイトを見つけたけど、めちゃくちゃ未来的で、席を行き過ぎていて、ちょっと妄想のようにも見える。
しかし、2045年のシンギュラリティに向けて、ワクワクしながら活動している様は、とにかくこちらもワクワクしてくる。
気になる方はこちらを↓
内容
「シンギュラリティ」には「特異点」という意味しかありませんでしたが、今や、「新ギュライリティ」といえば、「テクノロジカル・シンギュラリティ」である「技術的特異点」という意味で用いられています。
そして、この「シンギュラリティ」はそう遠くない2045年に迎えるとされています。
その時、何が起き、我々の社会はどうなっていくのかについて、今予測されていることを解説するのが本書です。
私の感想
シンギュラリティなど来ない。AIが人間の取って代わるような時代は来ないと考える人もいるようだが、私は、近い将来シンギュラリティを体験することができると考えている。
この考えには、もともと私がSF好きであることも影響しているのかもしれないが、心から、そうあって欲しいという期待している。
そして、この本を読んでから、ますますシンギュラリティを迎えた近未来に思いを馳せ、例えば、AIが広く世界に浸透した後の私たちの生活はどうなっているのかと、想像することが多くなった。
今、私がしているこの仕事は、5年後にも存在しているだろうか。
5年後、私の仕事のうち何が残り、どんな働き方をしているだろう。
今、私が考えていることは、5年後にはコンピューターが行うのだろうか。
10年後、人間の私に、一体何ができるのだろうか。
そんなふうに考えていくと、私の人としての役割や、人間らしさとは何かを考えることになる。
この本では、シンギュラリティを迎える時には、働き方も大きく変わっているだろうが、そこで求められる人間としての役割を果たすためにどうしたらいいのか、ビジネスを中心に未来を予測している。
私は、変化を生み出す者、変化に対応できる者、そして、揺るがぬ人間性を磨いた者が生き残るような気がしている。
*私の好きなオススメ「幻冬舎新書」
*来るべき未来のために今読むべき本6冊
*おすすめの新書あります
人工知能の核心 羽生善治(NHK出版新書)
この本を書いたのは、言わずと知れた棋士の羽生善治さんです。
中学生で棋士になった後、数々のタイトルを獲得し、現在も活躍されています。
詳しくはこちらを↓
この本の「はじめに」では、プロ棋士への「コンピュータがプロ棋士を負かす日は?」というアンケートに対して、多くの棋士がそんな日は来ないと真っ向から否定した中、唯一、その日が来るのをほぼ正確に予測していたとして、紹介されている。
ちなみに、羽生善治さんは、「2015年」と答えていたそうだ。
この本は、羽生善治さんがレポーター役を務めた、NHKの番組「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」という番組作りの過程で、取材した内容を元に書かれている。
この本では、人工知能は現在、どこまで発展したのか、そして、今後どうなっていくのかを考えていく。
著者が、人工知能の最先端技術に触れ、取材を重ねる一方で、コンピュータと人間との将棋の勝負を通して、人工知能と人間の思考との違い、人間と人工知能との関係性の今後まで、徹底的に考える。
人工知能というと、コンピュータが世界を支配する映画を思い出す。
そんなことが起きるのは、映画の中の出来事だと思っていた。
しかし、この本を読むと、人工知能の技術は、加速度的に発展し続けているようで、
二〇四五年には、コンピュータが全人類の知性の総和を超える「シンギュラリティ(技術的特異点)」に到達するとの予測もある。
のだそうだ。
コンピューターが、人類を追い越し、果てしない遠くへと発展していく時が、間近に迫っているようだが、その過程で、どんなことが起きるのか誰にも予測ができない。
著者は、
ここで面白いのは、現在、電脳戦を中心としたコンピュータ将棋と人間の棋士との間で起きている様々な事象が、今後、人工知能が社会で応用されていくときに想定される事態を先取りしているように思える
と指摘している。
AIに関しては、今度どのようになっていくのは、関心の目は常に向けていきたいと考えているが、おそらくもう、AIの行き着く先は決まっているのだろうな、などとぼんやりと考えている。
そんな中、この本では、著者、羽生善治さんが、人間として何ができるのかを考えさせてくれる。
この本は、人間と同じように思考したいコンピュータと、まるでコンピュータかのような頭脳の持ち主である著者との対比が面白い本だった。
*オススメの新書あります