こんにちは、tetunecoです。
桜の花吹雪、雨あがりの山の色、白く高く盛り上がる積乱雲、落ち葉の散歩道、枯れ木に残った柿などなど、 豊かな自然と四季のある日本に暮らして、本当に良かったなと思える瞬間には、いろいろあります。
梨木香歩さんの本には、豊かな自然と、それに向けられた暖かな眼差しがあります。
1
西の魔女が死んだ(新潮文庫)
都会から来た孫娘が、自然に囲まれた、おばあちゃん家で過ごす、二人の思い出が綴られた物語。
自然に包まれて伸びやかに過ごし、少女は魔女になるのです。
泣けましたー。
2
家守綺譚 (新潮文庫)
亡くなった友人の家守をする主人公。
ゆっくりと時間が流れ、家とその庭の木々草花に包まれる摩訶不思議な世界に読み手の心も優しく癒されます。
四季ある日本を愛でる心が湧き上がる本。
3
裏庭(新潮文庫)
主人公は13歳の孤独な少女は、洋館の秘密の「裏庭」に迷い込む。
孤独な少女のその母、そしてその母へとつながり、生と死、家族とファンタジーながら考えさせられる作品。
4
春になったらイチゴを摘みに(新潮文庫)
著者のイギリス留学中のことを中心に書いた、梨木香歩さん初のエッセイ。
人や自然、自分の周りのことを深く感じ、深く文字に起こしていて、なんというか私にとっても思い出深い作品。
5
渡りの足跡(新潮文庫)
この本を読んで、初めて梨木香歩さんが渡り鳥をお好きなのだと知った。
渡り鳥を追いかけ、見つめる著者の姿は、繊細な心で世界の中にいるのだなあと実感させます。
以上、5冊でした。
旅のお供に、週末のひと時にいかがでしょうか。
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