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Kindle日替わりセール本買って読むマラソンの足跡30 (1176日ー1200日)

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こんにちは、tetunecoです。

これまで、記事の更新を続けてきたMacBookが壊れたので、iPad Airに買い換えました。

でまあ、記念にメタ的な写真を撮ってみました。

記事を更新している写真を見ながら、記事を更新するという、なかなかオツな状況です。

 

ま、それはさておき、1175日目から1200日まで、どんなの本があったのか見てみましょう。

 

 

No.1200 令和元年5月10日
タイトル

なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践

なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践

なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践

  • 作者: ロバート・キーガン,リサ・ラスコウ・レイヒー
  • 出版社/メーカー: 英治出版
  • 発売日: 2014/09/01
  • メディア: Kindle版
  • この商品を含むブログを見る
 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 宮台真司社会学、2 カラーで理解・戦国史、3 ハーバード流自己改革の3冊です。
社会という形のない曖昧なものを学問するというのは、なんとも雲をつかむような話で、どうとでも言えるというところがある。今日の本は、どんな社会を見せてくれるんだろう。
 今日は、1を買います。
 
【ナナメ読み感想】
社会学という学問自体が、私には全く理解できない分野で、形のないものをあれこれあれこれいうという点では、哲学に似た感じもしないでもないのだが、哲学は、一人の思考を突き詰めるのに対して、社会学は、みんなが何を考えているかを考えるというの感じなのかな。社会が人の集まりであり、人の思考のまとまりとして動いていくんだから、そうりゃそうか。なんか当たり前のことをもっともらしく書いてしまったな。
この本では、宗教を通じて社会を捉えていく。
私には難しい文章の合間から、成熟した社会において、宗教の位置付けも変わってきている中で生まれた、オウム真理教の存在をなんとなく理解できたように思った。
「終わらない日常」を人は耐えられない。 
本を読み進めてようやく、本の中で繰り返し唱えられるこの言葉の意味が理解できた頃、私の中の閉塞感が、全くもってこの言葉の意味通りであると気付かされた。 
 
No.1199 令和元年5月9日
タイトル

われ笑う、ゆえにわれあり (文春文庫)

われ笑う、ゆえにわれあり (文春文庫)

われ笑う、ゆえにわれあり (文春文庫)

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 笑える哲学エッセイ、2 カラーで理解太平洋戦争、3 読まなくてもいい本案内の3冊です。
1は、友人から借りて、初めて読ん土屋先生の本だと思う。以来、すっかり先生の本には、はまってしまいました。
いやはや、読まなくてもいい本ですか。私なんか読まなくてもいい本、読みまくってる気がする。いや、私はそれでも何かしらの糧になってくれてると信じておりますが。
ともかく、どういう本が読まなくてもいい本なのか、興味あります。
今日は、3を買います。
 
【ナナメ読み感想】
この本は、
高校生や大学生、若いビジネスパーソンのための「読まなくていい本」の読者案内
だと、著者はいう。
とはいえ、扱っているテーマが、複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、功利主義であり、そもそも、どのくらいの高校生や大学生らが、こういうテーマの本を読んでいるのか疑問である。逆に、各テーマの終わりのブックリストの本を読むべきと捉えたほうが良かった気がする。
しかし、著者はあえて、読まなくてもいいという視点でこの本を書きたかったのだろうと考えている。
誰もが崇め奉り、ありがたく読んでいた本でも、もはや、他のパラダイムシフトと共に、飛び越えていく必要があるということを伝えたかったのかなと思う。
一方で、読まなくていい本も含め、網羅的な本の読み方というか、様々な観点からの読み方の重要性も感じた。
 
 
No.1198 令和元年5月8日
タイトル
異国トーキョー漂流記 (集英社文庫)

異国トーキョー漂流記 (集英社文庫)

 

 


ビジュアルワイド 図解 日本の合戦

ビジュアルワイド 図解 日本の合戦

ビジュアルワイド 図解 日本の合戦

 

 

皇后の肖像 ──昭憲皇太后の表象と女性の国民化

皇后の肖像 ──昭憲皇太后の表象と女性の国民化

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 高野秀行さんエッセイ、2 図解日本の合戦、3 皇后の肖像の3冊です。
1は平成29年3月28日に日替わりセールで読んだ。
3の本、日替わりセールにしちゃ高いなぁと思うけど、皇后さまの今後のご活躍を楽しみにしている私としては、読んでおくべきなのかなぁ。
今日は、3を買います。
 
 
【ナナメ読み感想】
 
明治、大正、そして昭和の戦後あたりまで、日本史に疎い私の中の歴史認識が、ごったになっている気がする。
こうして、明治という時代のしかも皇后さまのお姿に特化して、歴史を紐解いていく作業は、とても興味深く、時折出てくる伊藤博文等々の日本史で習った方々も、教科書と違った一面を学ぶことができた。
ただまあ、女性が低く扱われていた時代ということもあり、それに対する批判が重い。
私なんぞは、甘ったれなので、時代の流れの中で、非力な女性が低く扱われてしまうのも、致し方ない面もあるなどと思ってしまうのだが、著者はそうではない。男性中心の社会の中で、形作られていく女性像を著者と一緒に、詳細にわたって振り返るのは、気が重いことこの上ない。
女性の地位がどうのということはさておき、現在の近代の天皇制のいわば原点となる明治時代について、もっと勉強してみたいと思った。
いつか令和時代も天皇制のあり方を変えた時代として振り返られるのかもしれないなどとふと考えたりもした。 
 
 
No.1197 令和元年5月7日
タイトル

小屋大全

小屋大全

小屋大全

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 石坂泰三伝記、2 小屋大全、3 早起き本の3冊です。
この日替わりセール買って読むマラソン開始当初は、夜の0時を待って、記事の更新をしていたのだが、起きていられなくなり、現在の朝5時過ぎに起きて更新する体制に変更した。
そのおかげで、朝型の生活スタイルにへと移行できたので、まあ、早起きできてるといえばできてるのだが、今日の本では、早起きのメリットや、継続のためのメソッドなんかが書かれており、改めて朝型生活について見直せるかな。
内容もさらっと読めそうだし。
今日は、3を買います。
 
【ナナメ読み感想】
 
早起きといえば、小学生の頃、「早起きは三文の徳」とか言われて、夏休みに渋々早起きして、ラジオ体操行かされてたのを真っ先に思い出す。
「早起きは三文の徳」
誰もが、確かに早起きはいいということは、よくわかっている。できればやりたい。でもなかなか続かない。そういうもんだ。
この本では、早起きに限らず、やりたいけどなかなかできないことを習慣化するにはどうしたらいいのか、に共通する教えが書かれている。
そして、早起きを身につけることが、すべての良い習慣の始まりとして位置づけられているようだ。
私自身、早起きを習慣化して長いが、最近ちょっとダレてきた感があった。それは、自分で決めたこととはいえ、やらされている感が高まっていたことにあると思う。この本にあるように朝起きてすることに、何か楽しむ要素も取り入れてみようと思う。
  
 
No.1196 令和元年5月6日
タイトル

山怪 山人が語る不思議な話

山怪 山人が語る不思議な話

山怪 山人が語る不思議な話

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 池上彰講義本、2 コミック、3 山の不思議な話の3冊です。
さてと、10連休最終日、どんな本と過ごすのかなと思っていたら、なんだか怖そうな本が登場です。おどろおどろしいですぞ。
この本なら、明日からまた、いつもの毎日だな、なーんてことを忘れさせてくれそう。
今日は、3を買います。
 
【ナナメ読み感想】
怖いです。
何か貞子的なものが登場するとか、凝った仕掛けはなくて、ただただ村の人から聞いた話をそのまま文章にしただけのものなんだけど、日常ふっと感じる何かを顕にした感じで、ぞくっとするものがある。
 暗い夜道を何度も振り返りながら帰る、あの感じが蘇るのだ。
大げさな話なら、作り話でしょ、映画だからねとやり過ごせるけど、これはアカン。
というわけで、まだまだ田舎で暗がりの広がる町に住む、怖がりの私には読破できず。
 
  
No.1195 令和元年5月5日
タイトル

日本二千六百年史

日本二千六百年史

日本二千六百年史

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 カエル・山椒魚図鑑、2 植物の病害虫、3 日本の歴史総まとめの3冊です。
3は、平成29年12月29日に日替わりセールで読んだ。あまりに長い歴史を総まとめにしているため、ある程度の歴史理解のベースがないと、理解の及ばないところもあると思った。
カエルや病害虫の本は、今日は私には必要ないかな。今日は、買いません。
 
 
【ナナメ読み感想】
 
今日はお休みです!
 
 
No.1194 令和元年5月4日
タイトル

10分で読み解く!一流の営業マンになるための財務分析

10分で読み解く!一流の営業マンになるための財務分析

10分で読み解く!一流の営業マンになるための財務分析

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 財務分析、2 図解仏像、3 ロジカルシンキングの3冊です。
3は、平成28年10月10日の日替わりセールで読んだ。仕事に高い意識を持って取り組みたい人向けの本、という印象だ。
さて、実はこの頃、仏像に興味がありまして、ちょうどいい時、ちょうどいい本が来てくれたという感じです。
今日は、2を買います。
読むの楽しみ!
 
【ナナメ読み感想】
仏像のことについては、なんの知識もなかった私だが、昨年、奈良県立博物館を訪れていたこともあり、たくさんの写真で仏像と再会し、程よい解説で仏教の世界にも軽く触れつつ、最後まで楽しく読めた。また、たくさん紹介されている仏像の全てが、どこに納められているのかが書かれているのも、とても参考になった。
この本を読んで、とても惹かれた仏像があるので、近いうちに実物に会いに行こうと思う。
宗教的な理解はともかくとして、仏像を鑑賞したいという私のような不届き者にも、親切に解説してくれる、この本には、心から感謝したい。
仏像初心者の方に、オススメしたい本だ。
 
 
 
No.1193 令和元年5月3日
タイトル

まんがでわかる LIFE SHIFT―100年時代の人生戦略

まんがでわかる LIFE SHIFT―100年時代の人生戦略

まんがでわかる LIFE SHIFT―100年時代の人生戦略

  • 作者: リンダ・グラットン,アンドリュー・スコット
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2018/08/31
  • メディア: Kindle版
  • この商品を含むブログを見る
 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 マンガでわかるシリーズ、2 樹木の事典、3 株式投資本の3冊です。
うーん。どうしようなかなぁ。。
マンガ・・樹木・・・株、株かなぁ。株式投資から見た人間学という読み方もできそうだ。
今日は、3を買います。
 
 
【ナナメ読み感想】
難しい。
株式取引自体を熟知していないこともあり、著者の株式投資哲学というべき本書は、私には、とても堅苦しく、肌感覚で株式投資を理解している人には、馴染む本なのかもしれない、などと思う。
なんとなく、柔道の師範から、これまでの経験や学んだこと、師範の思い入れたっぷりに、長大にまとめた書をいただき、これを読んで、柔道をいざやってみよ、と言われてるいるようで、もはや考えてすぎて体が動かないという感じがしている。
この本を読んで、株式投資に行かせるのは、色々な経験を経て今、それらの原因と結果を客観的に読み解き、また、株式投資に向かうような、株式投資中上級の方なんじゃないかな。
私には、まだこの本の読み手にすらなれないと思った。 
 
 
No.1192 令和元年5月2日
タイトル

主任がゆく! (1) (ぶんか社コミックス)

主任がゆく! (1) (ぶんか社コミックス)

主任がゆく! (1) (ぶんか社コミックス)

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 幸せな生き方、2 コミック、3 プレゼンスキル本の3冊です。
3の本は、平成28年4月4日に日替わりセールで読んだ。
 そういえば、昨日の本では、ユーモアの大切さを学んだ。不幸を和らげる効果があるとかないとか。今日は、笑いで、福を呼び寄せるようだけど、笑ってる時点で、そこにはユーモアがあり、ちょっとした幸せも混じっているんだろうな。
とか思いつつ、今日も本から、何か学べそうで楽しみ。
今日は、1を買います。
 
 
【ナナメ読み感想】
 
こうして笑顔を絶やさず、幸せを集めて生きている人を見ると、自分がいかに不幸のヒロインを気取って、惨めったらしく生きているかがよくわかる。しかもケチときてる。
お金だって、食べ物だって、また人とのご縁だって、持っているものあみんなみんなで分かち合えばいいのです。
自分に取り込むことばかりを考えていると、ひがみっぽくなる。まずは、自分から周りに、を考える。
笑う人には、福きたる。
ただ笑っているわけではない、いやなことも笑い飛ばし、恥ずかしいことは笑って忘れ、楽しい気持ちを誰かと分かち合い、悲しい時は泣き笑い、笑いにも色々あるのだ。
さあどれからやろうか?と思うが、まずは、私は作り笑いから。楽しいことはきっと、私の周りから。
 
 
 
 
No.1191 令和元年5月1日
タイトル

幸・不幸の分かれ道

幸・不幸の分かれ道

幸・不幸の分かれ道

 

 

山溪カラー名鑑 増補改訂新版 日本のきのこ

山溪カラー名鑑 増補改訂新版 日本のきのこ

山溪カラー名鑑 増補改訂新版 日本のきのこ

 

 

せんべろ探偵が行く (集英社文庫)

せんべろ探偵が行く (集英社文庫)

せんべろ探偵が行く (集英社文庫)

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 哲学者土屋賢二さんエッセイ、2 きのこ図鑑、3 せんべろの旅の3冊です。
土屋賢二さんの本は、好きで何冊か読んでおりますが、なんですか今日の本の表紙は!
青春小説か?と思わせる爽やかさ。およそ哲学とは程遠い女性の笑い顔。本の表紙を三度見し、著者の土屋賢二とは、私の知っている土屋賢二かと、確認しましたぞ。
まあ、哲学だから難しい顔してなきゃいけないとか、明るい顔はしてはいけないとか、そういうことではないのだが、しっくりこないなぁ。
とまあ、散々表紙の絵への違和感を述べつつも、今日は、1を買います。
 
 
【ナナメ読み感想】
 
爽やかな青春小説のような表紙とは打って変わり、時々奥さんに睨まれたなどと自虐的なコメントを挟みつつ、社会の全てに疑いの目を向け、これは本当か?あれも間違いないか?なぜそう思う?と問い続け、疑いもなく信じることで短絡的に生きようとする人間どもをふらふらにさせる、全く爽やかさに書ける内容で、本当に良かった。
これでこそ、土屋さんの本である。
色々な角度から見る、違う側面を見る。これは人間に与えられた特権です。この能力があまりにも軽視されすぎたきたように思います。
この本を読んで、まずは、自分の凝り固まった考え方をぶち破りたい気持ちになってきた。 なんだか、私の哲学が、本当の意味で始まろうとしているような気がする。
 
 
No.1190 平成31年4月30日
タイトル

最新改訂版 バックパッカーズ読本

最新改訂版 バックパッカーズ読本

最新改訂版 バックパッカーズ読本

 

 

リーダーのための! コーチングスキル

リーダーのための! コーチングスキル

リーダーのための! コーチングスキル

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 バックパッカーズ読本、2 時に憑かれた作家広瀬正のタイムマリンの作り方、3 コーチングスキルの3冊です。
今日はもう、だれがなんと言おうと広瀬正でしょう。
間違いありません。今日は、2を買います。
 連休4日目、今日の本は、前のめり気味で読みます。
 
【ナナメ読み感想】
 
時間を行き来するタイムマシンには、現在生きる人が、過去や未来にいくことで、現在にどういう影響を与えるのか、という問題がつきまとう。
(たぶん)誰も時間を行き来したことがない中で、 タイミマシンによって書き換えられる過去や未来がどうなるかなど、検証のしようがないのだが、この本の短編の数々が、あらゆる角度から、その可能性を検討し尽くしていると思われる。
この本を読んでいて、何度も時間のうねりにめまいがしそうな思いだったが、著者は、この本を書くために、私以上に時間の流れについて、考えていたことだろう。
著者が与えるタイムマシン検証の結果は、なるほどそうなるか、というものも多いが、ここまで考え抜いて、正気を保つのは難しいのではなかろうか、などとも思った。
 
 
 
 
No.1189 平成31年4月30日
タイトル

英文法のトリセツ 中学レベル完結編

英文法のトリセツ 中学レベル完結編

英文法のトリセツ 中学レベル完結編

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 天ぷらの極意、2 大物に可愛がられる極意、3 中学レベル英文法の3冊です。
うーん。
天ぷらは、外で食べるに限るし、大物って何?っていうくらい、私の生活には大物など登場しないし、英語の学習本も、もう嫌んなるくらい読んだ。
というわけで、10連休3日目、今日は、私の好きな本を読ませてもらおう。
今日は、買いません。
 
【ナナメ読み感想】
 
今日はお休みです!
  
 
No.1189 平成31年4月29日
タイトル

草雲雀 (実業之日本社文庫)

草雲雀 (実業之日本社文庫)

草雲雀 (実業之日本社文庫)

 

 

新版 ジャパンアズナンバーワン

新版 ジャパンアズナンバーワン

新版 ジャパンアズナンバーワン

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 ロードバイクトレーニング、2 時代物、3 日本はすごいよ本の3冊です。
連休2日目、心静かに時代物でも読みましょうか。時代物は、時代が時代だけに、男性中心の社会で、女性の私は、いまひとつ感情移入しにくいんだよなぁ。
まあ、それがいいのかも。
今日は、2を買います。
 
 
【ナナメ読み感想】
 
護衛役となった主人公が、バッタバッタと人を斬るのかと思ったら、なんとも鮮やかに、つむじ風が待ったかと思うと切れていたという感じで、命は取らぬが、戦意を喪失させるというズゴ技の持ち主で、美しい舞を観たかのような思いだ。
ストーリー展開も、スピード感があり、血なまぐさい政治的なやりとりが続くが、読んでいて心地よい。
登場する女性たちも、常に主人を立てるという女性像も建前ながらあるものの、それぞれ自らの信念を持って生きていて、好感が持てた。
親子、夫婦ともに、収まるように収まった結末も、心を暖かくした。
本を読み終えた時、続きが気になり、思わず続編はないのか、と検索してしまった。
 
No.1188 平成31年4月28日
タイトル

体がよろこぶ! 旬の食材カレンダー (Sanctuary books)

体がよろこぶ! 旬の食材カレンダー (Sanctuary books)

体がよろこぶ! 旬の食材カレンダー (Sanctuary books)

 

 

 

自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと

自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと

自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと

 

 

【買う?買わない?】
今日は、1 旬の食材紹介本、2 哲学的思考入門、3 20代の心得の3冊です。
始まりましたね、10連休!
そして、その始まりの本は・・哲学書です。嬉しいなぁ。せっかくの長いお休みだし、じっくりといろんなことを考えてみたいな。
今日は、2を買います。
 
ナナメ読み感想】
 
今日の本は、私に新しい哲学感を与えた。
私にとって、哲学は、難解な哲学書をうんうん唸りながら読んで、というふうに哲学らしいことをすることだった。
この本で著者は、哲学を学問のためのものにとどまらず、哲学者の思考をもって、自らの思考を鍛え、
だれもが自分自身の問題を考えるために役立てられる地図
 として、携えることを目指している。
まあ、哲学者ほど考える必要性もないとも思えるけど、結局、毎日同じところで、しかも浅いところで、思考を繰り返していることを考えれば、哲学者の本質を問う思考を地図のように使えれば、思考の進むべき目的地がはっきりと見えてくるのかもれない。
愛する哲学を、単なる自己満足に終わらせないためにも、自分の思考を広げ、深め、そして実践だね。
 
 
No.1187 平成31年4月26日
タイトル

イラッとされないビジネスメール 正解 不正解

イラッとされないビジネスメール 正解 不正解

イラッとされないビジネスメール 正解 不正解

 

 

元ドイツ情報局員が明かす心に入り込む技術

元ドイツ情報局員が明かす心に入り込む技術

元ドイツ情報局員が明かす心に入り込む技術

  • 作者: レオ・マルティン,シドラ房子
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2012/07/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 2人 クリック: 6回
  • この商品を含むブログ (5件) を見る
 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 ビジネスメール作法本、2 大乗仏教を100分で解説、3 元ドイツ情報局員による人の操り方の3冊です。
2は平成29年6月17日、3は平成29年6月8日に日替わりセールで読んだ。1はこのシリーズ全般に言えることだけど、100分では読めない、2は、スパイ映画から何かを学ぶような感じで、ドイツ情報局の裏話本として読めば、それなりに楽しい。
1は、というと、実はビジネスメールなど、私には全く縁がない。
というわけで、今日は、買いません。 
 
【ナナメ読み感想】
 
今日はお休みです!
まず、一昨日の本の続きを読んで、できれば、昨日の本の続きも読み切れればと思っております!
 
 
 
No.1186 平成31年4月25日
タイトル

ペナンブラ氏の24時間書店 (創元推理文庫)

ペナンブラ氏の24時間書店 (創元推理文庫)

ペナンブラ氏の24時間書店 (創元推理文庫)

 

 


やったほうがイイ! 邪気祓い

やったほうがイイ! 邪気祓い

やったほうがイイ! 邪気祓い

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 書店が舞台の物語、2 邪気祓い、3 新しいリーダー像の3冊です。
3は、平成30年8月30日の日替わりセールで読んだ。組織は、形のない人の集まりなのだから、時代が変わって、人の意識や生活様式なんかが変われば、やはり組織のあり方にも影響があるのだろう。リーダーとしての悩みを抱えている人には、ヒントがあるかもしれない。
さて、今日は、本好きのための本が登場です。これは読むしかないでしょう。昨日の本の続きも残っているのだが・・・。
今日は、1を買います。
 
【ナナメ読み感想】
 
ううむ。
昨日に続いて、今日もまた、続きが気になって、寝るのが惜しくなっている。
10連休を前に、私を寝不足にしようというのか。
今日の本は、古書店が舞台だ。その奥には、不思議な文字ばかりの本の詰まった書架があり、そこでは500年以上続く、本の暗号を解く会が活動していた。PCを操る主人公と友人たちがその謎に挑むのだが、友人にはグーグルの社員が含まれている。この本では、何十年も書き続けられた日誌をグーグルでスキャンにかけたりするのだ。
なんとも不思議な組み合わせなのだが、私には、臨場感のある冒険という感じがした。まだ、半ばを過ぎたあたりを読んでいる。できれば、新しいものが古いものを飲みつくすような結末になってほしくないなと思っている。
もう、とにかく後半に期待!
10連休の予定がまだ決まっていない方がいたら、この本を読むことをオススメします!
 
 
 
No.1185 平成31年4月24日
タイトル

山猫の夏 【新装版】 南米3部 (講談社文庫)

山猫の夏 【新装版】 南米3部 (講談社文庫)

山猫の夏 【新装版】 南米3部 (講談社文庫)

 

 


人類5000年史I ──紀元前の世界 (ちくま新書)

人類5000年史I ──紀元前の世界 (ちくま新書)

人類5000年史I ──紀元前の世界 (ちくま新書)

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 冒険小説(ブラジル編)、2 人類の歴史総まとめ、3 英作文本の3冊です。
今日は、どの本にするか、すごく迷う。1で思いっきり楽しむか、2で思いっきり学ぶか、うーん。
昨日のへんてこりんな世界から、まだなんとなく抜け出せてない感じがあるので、今日は1の本で、冒険するかな。
今日は、1を買います。
 
【ナナメ読み感想】
10連休を前に、心躍る作品だ。
まだ本の半ばあたりを読んでいるのだが、昭和っぽい表現になるけど、ブラジルの荒くれ007という感じだ。
主人公は、謎の色男、しかもブラジルにタキシード姿のアジア人、奇妙すぎる。
でも、引き付けれらる。どうやったら、ブラジルの荒野を馬で駆け、銃で撃ち合うような物語を日本人が書けるのか、全く見当がつかない。
 明日は、本を買わずに、この本の続きを読みたい。今日は、夜更かし確定だ。
 
 
 
 
No.1184 平成31年4月23日
タイトル

こどもの一生 (集英社文庫)

こどもの一生 (集英社文庫)

こどもの一生 (集英社文庫)

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 中島らもホラー小説、2 100分で名著、3 企画を作り出す本の3冊です。
今日のらもさんは、B級ホラーらしい。もう、気持ちは10連休。長いお休みに向けて、気持ちをほぐしていこう。
今日は、1を買います。
 
【ナナメ読み感想】
 
電車の中で本を読んでいて、えーここで!というところで、最寄駅に着くことがある。時には、家に帰るのもの憚られて、そのままホームで読み続けるということもある。
今日の本は、まさにそんな感じで、主人公たちにピンチが迫り、謎の人物の正体がじわりじわりと明らかになるところで、電車を降りた。
流石にホームで読むほど、続きは気にならなかったが、家に帰るとすぐに、続きを読んだ。
で、最後まで読んでみたら、まあ、私にはあまり怖くはなかったし、終わりもあっけなかったかな。勝手にもう一捻りあるだろうと、期待しすぎていたせいかもしれない。
多分だけど、この本は、そもそもホラーに分類されないんじゃないかな、と思う。
  
 
No.1183 平成31年4月22日
タイトル

アトムキャット

アトムキャット

アトムキャット

 

 

消えたい ──虐待された人の生き方から知る心の幸せ (ちくま文庫)

消えたい ──虐待された人の生き方から知る心の幸せ (ちくま文庫)

 

 

実践! 50歳からのライフシフト術 葛藤・挫折・不安を乗り越えた22人


実践! 50歳からのライフシフト術 葛藤・挫折・不安を乗り越えた22人

実践! 50歳からのライフシフト術 葛藤・挫折・不安を乗り越えた22人

  • 作者: 大野誠一,豊田義博,河野純子,ライフシフト・ジャパン
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2018/12/14
  • メディア: Kindle版
  • この商品を含むブログを見る
 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 手塚治虫漫画、2 心の幸せ、3 ライフシフト術の3冊です。
ライフシフト、という言葉は初めて聞いた。違う生き方をしたい、と思う私に、ヒントを与えてくれるかも。
 今日は、3を買います。
 
【ナナメ読み感想】
この本は、人生100年時代を迎え、いかに自分らいしい働き方を見つけて、人生をコントロールしていくかを考え、提案・サポートしていく会社、ライフシフトジャパンによって書かれています。

こう言っちゃあなんですか、この企業のサイトを見れば、この本以上のことがわかるように思います↓

lifeshiftjapan.jp

タイトルは、50歳からの、となっていますが、実際のところ、こちらの企業でもライフシフトをする年齢として、特に50歳にこだわっているわけではなく、ただ、人生100年とした時の、ちょうど折り返し地点に当たるということで、50歳を一つの目安としているだけのようです。
ただまあ、なぜシフトなのか、というのがよく分からない。
人生が短くても、自分のやりたいことを仕事にし、人生の主人公になりたいのは同じじゃないのかという疑問があり、特に、人生が長くなることとの関連がよく分からない。
 結局のところ、それなりに会社などやりたくない仕事で稼いで、その後、経済的な不安がなくなったところで、やりたいことにシフトしていくってことなのかなぁとか、勝手に解釈している。
一切きれいごと抜きと、帯にはあるが、ライフシフトという考え方そのものがきれいごとに感じる。
 
 
No.1182 平成31年4月21日
タイトル

知の教室 教養は最強の武器である (文春文庫)

知の教室 教養は最強の武器である (文春文庫)

知の教室 教養は最強の武器である (文春文庫)

 

 

 

科学的 潜在意識の書きかえ方

科学的 潜在意識の書きかえ方

科学的 潜在意識の書きかえ方

 

 

 
 
【買う?買わない?】
今日は、1 映画業界の裏話、2 佐藤優の教養本、3 潜在意識の書きかえ方の3冊です。
2は、平成28年3月13日に読んだ。佐藤さんの本は、何冊も読んでいて、全て本が一体となって、佐藤さんの本の感想を形作っている。佐藤さんの本は、全体として、なんというか常に臨戦体制というか、危機を感じながら、挑みつつ生きる感じの本だ。
さて、今日は、1か3のどちらかを読むことになるのだが、どうしたものか。
いまひとつピンとこないが、映画には全く興味がないので、3にしましょうか。
今日は、3を買います。
 
【ナナメ読み感想】
 
なんというか、「科学的」っていうには、この本の内容は、ちょおっと無理があるんじゃないかな、と思った。
確かに科学の説明はされている。それはあくまでも物理学で、明らかにされている法則を説明しているだけだ。物理の法則を、引き寄せの法則の根拠としているのは、著者が見つけた類似性程度のことで、科学的な説明とは異なるように感じた。科学的に説明しているというのなら、論文の一つも引用してほしかった。
スピリチュアルな感じで、意識を変えると宇宙のエネルギーの波動が、現実世界を変えるって言ったって、それを信じて引き寄せが起きるのなら、もう、原理なんてどうでもいい気もした。
 
 
 
No.1181 平成31年4月20日
タイトル

心と身体に優しい甘酒生活 ごきげんビジネス出版

心と身体に優しい甘酒生活 ごきげんビジネス出版

心と身体に優しい甘酒生活 ごきげんビジネス出版

 

 


鶏むね肉100レシピ (ヒットムック料理シリーズ)

鶏むね肉100レシピ (ヒットムック料理シリーズ)

鶏むね肉100レシピ (ヒットムック料理シリーズ)

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 甘酒レシピ本、2 鶏むね肉レシピ本、3 宇宙一わかりやすい高校物理の3冊です。
先日のブラックホール撮影成功の発表を受けて、物理に関する基礎知識を高めたい、疑問に思ったことをさっと調べられる本があればと思っていたので、今日の本は、ちょうどいいかも。
今日は、3を買います。
 
【ナナメ読み感想】
 
この本では、高校物理をわかりやすく解説することを目的としているので、教科書的な書き方になっている。学校の授業をわかりやすくし、基礎を、試験問題に結びつけるような感じだ。
難しい計算式は、記憶の彼方に置いてきたようだったけど、図解の方は、ベクトル、滑車、バネとか、ああそういやこんなのあったなと、ふんわりと懐かしく思い出された。
そういえば、これでも結構、私は物理の授業が好きだった。
あの頃、もっとしっかり物理の勉強をやっていたら、今頃、もっと他の物理の本も楽しく読めたんじゃないのか、という妙な思いに駆られている。
まあ焦らず、これからもぼちぼち、下手の横好きではあるが、物理の本を読んでいきたい。この本がその助けになってくれることは間違いない。
 
 
No.1180 平成31年4月19日
タイトル

大江戸神仙伝 (講談社文庫)

大江戸神仙伝 (講談社文庫)

大江戸神仙伝 (講談社文庫)

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 魚料理の基礎、2 江戸時代タイムスリップ物、3 ビジネス英語本の3冊です。
江戸時代の暮らし好きの私には、お気に入りの一冊になりそうな予感がする。
今日は、2を買います。
 
【ナナメ読み感想】
タイムスリップ物として読むと、現代と過去にそれぞれ女がいて、男性読者のためには、こういう女がいいんだろうなぁと白々としてくる。
一方、これを江戸の文化録として読むと、根っからの江戸好きの私には、江戸時代にタイムスリップしてしまった当初の主人公と同じく、見るもの聞くもの何もかもが珍しく、主人公とともに街を歩くだけでも楽しく感じた。
あとは、東京都の比較は、著者の思いを主人公に語らせているが、主人公は女とのいろいろに忙しく、とても環境や社会問題に興味があるような思考の持ち主とは思えず、なんとなくチグハグに感じたので、読み飛ばした。
好みでない部分も多分にあるが、それを上回る江戸の町の描写が楽しい。
この本は、人気シリーズの第1冊目とのことなので、2作目も日替わりセールの対象にならないかなぁと思っている。 
 
 
 
No.1179 平成31年4月18日
タイトル

たった7日間でみるみるモテる男に変わる本

たった7日間でみるみるモテる男に変わる本

たった7日間でみるみるモテる男に変わる本

 

 


臆病者のための億万長者入門

臆病者のための億万長者入門

臆病者のための億万長者入門

 

 


コンサルティング業界大研究[最新]

コンサルティング業界大研究[最新]

コンサルティング業界大研究[最新]

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 モテ本、2 億万長者入門、3 コンサル業界本の3冊です。
2は、平成29年12月1日に日替わりセールで読んだ。金はなくとも、億万長者とは何かを感じられる本だった、と思う。
1は、女子なので要らないし、3も、コンサル業界とは縁がないしなぁ。
というわけで、今日は、買いません。 
 
【ナナメ読み感想】
 
今日は、お休みです!
今夜は女子会が入っているので、助かったー。
 
 
 
 
No.1178 平成31年4月17日
タイトル

きりひと讃歌 1

きりひと讃歌 1

きりひと讃歌 1

 

 

闇ウェブ (文春新書)

闇ウェブ (文春新書)

闇ウェブ (文春新書)

 

 

 

誰と一緒でも疲れない「聴き方・話し方」のコツ

誰と一緒でも疲れない「聴き方・話し方」のコツ

誰と一緒でも疲れない「聴き方・話し方」のコツ

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 手塚治虫漫画、2 インターネットの向こう側、3 聴き方・話し方の3冊です。
2は、平成29年7月15日の日替わりセールで読んだ。どんなところにも闇を作る人がいることを知った。
さて、私は、誰と一緒でも疲れるので、もう、誰ともいない。という選択をして長い。
誰とでも一緒にいたいとは思わないが、なぜ疲れるのかを知ることには意義があるように思う。
今日は、3を買います。
 
【ナナメ読み感想】
 
大方の聴き方・話し方の本は、とにかく聴いて、ああ言えばこう言う的なその場しのぎのハウツーをまとめたものがほとんどだ。
この本もそうなのかな、と思ったけど、ちょっと違った。
この本では、まず、コミュニケーション自体を捉え直すことから始めている。とかく、コミュニケーション力が、高い、あるいは、低いで、語られることが多い中で、
「その人らしいコミュニケーションの仕方」と「コミュニケーション力」とは本来別次元の話です。自分の個性を反映させた「コミュニケーション力」をくけていけばよい、と考えれば、「輪の中心に入ってみんなを盛り上げる」ことができない自分に劣等感を抱く必要はありません
 と著者は言う。
このほか、自然なコミュニケーションとは何かも触れられていて、自分はコミュニケーション力が低いな、と悩んでいる人にとっては、心強い解説がなされています。
この本には、もっといいタイトルがあるような気がする。
今のタイトルだと、誰とでもなんとなく話ができるようになると言う感じだけど、この本では、あなたらしいコミュニケーションを磨きましょう、という感じなんだよな。
 
 
 
 
No.1177 平成31年4月16日
タイトル

手塚治虫のマンガの描き方

手塚治虫のマンガの描き方

手塚治虫のマンガの描き方

 

 

新装版 赤い人 (講談社文庫)

新装版 赤い人 (講談社文庫)

新装版 赤い人 (講談社文庫)

 

 

パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術

パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術

パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術

  • 作者: ジェロルド・パナス,アンドリュー・ソーベル
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2013/10/09
  • メディア: Kindle版
  • この商品を含むブログを見る
 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 手塚治虫漫画、2 北海道開拓史、3 質問の技術の3冊です。
昨日のふわっとしたほろ酔い気分の本から、一転して、暗く冷え切った様相の表紙に、一気に酔いが覚めることになりそうだ。
今日は、2を買います。 
 
【ナナメ読み感想】
以前、旅の途中で訪れた網走刑務所の博物館で、囚人に与えられた過酷な作業によって、多くの囚人が亡くなり、その上に道が拓かれたと知った。
この本にも、網走刑務所のことはも掲載されていたが、それは、囚人を安い労働力として使った、北海道で広く行われた開拓事業のほんの一部であったことを、この本を読んで初めて知った。道を開くことのみならず、硫黄や石炭の採掘も行なっていた。
多くの犠牲の上に、北海道の開拓は進められていた。
北海道というと、ラベンダーが咲き、食べ物が美味しい雄大な土地というイメージがあったが、何度か訪れるうちに、足が遠のいてしまった。それは、幾度かの北海道旅行の中で感じた、大地の冷え冷えとした感じと、あの網走で知った開拓の事実とが、原因しているものと思われる。
そして、また、この本を読み、ジメジメと冷え切った北海道の大地の感じが蘇ってきた。
私が歩くこの大地のどこにも、人の犠牲のない場所はないと思うがやはり、もう北海道には行こうとは思わないだろう。
 
 
 
 
No.1176 平成31年4月15日
タイトル

水に似た感情 (集英社文庫)

 

水に似た感情 (集英社文庫)

水に似た感情 (集英社文庫)

 

 

統合失調症日記 (ぶんか社コミックス)

統合失調症日記 (ぶんか社コミックス)

統合失調症日記 (ぶんか社コミックス)

 

 

翻訳地獄へようこそ

翻訳地獄へようこそ

翻訳地獄へようこそ

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 中島らも小説、2 コミックエッセイ、3 翻訳家さんエッセイの3冊です。
月曜日、どんな本でスタートしようか、という時に、中島らも小説がきましたか。きっと不思議な世界なんだろうな。力まずスタートできるかな。
 今日は、1を買います。
 
 
【ナナメ読み感想】
今ちょっと、私自身がスピリチュアルなことにはまってて、物語の中のバリでのゆるりとしたスピリチュアル体験には、引き寄せられるものがあった。その体験の中には、らもさんが躁鬱病であることによる世界の歪みが関係しているのかもしれないが、私には柔らかな光に包まれているようだった。もしかすると単なる精神的なもやなのかもしれない。
アル中は、悲しく、醜く、そして悲しい。
らもさんの奇怪な行動に、「このままでは廃人になってしまう」と一人の青年が泣いてしまう。この悲しみが私にはわかる。
私の身近な人にもアル中の人がいたが、お酒を飲んでいなかったら、本当はどんな人だったのかな、会えるものならあってみたいが、それはもう叶わない。
バリの旅を通じて、躁病からやや持ち直したかのようならもさんは、酒は止めたようだった。こうして今、この本を読んで、お酒を飲んていない、らもさんの文章と出会えて、とても嬉しい。酔って本音が出ることもあるだろうが、できれば素面で語る言葉を聞きたいものなのだ。
 
 
 
 
 
 
No.1170 平成31年4月8日
タイトル

完全教祖マニュアル (ちくま新書)

完全教祖マニュアル (ちくま新書)

完全教祖マニュアル (ちくま新書)

 

 

 
【買う?買わない?】
今日は、1 中国語学習本、2 完全教祖マニュアル、3 マーケティング本の3冊です。
教祖になるためのマニュアル・・・。こんな本を書いたのは、どんな人だ?と思ってAmazon様の著者の詳細をのぞいてみたら、驚くほど詳細に紹介されていて、読み込んでしまった。なんか愉快な人でした。
ま、そんなわけで、今日は2を買います。
 
【ナナメ読み感想】
 
この本では、表向きには大真面目に、教祖になることを目指していきます。おそらく著者は、様々な宗教の教祖を調べに調べ、そこから、教祖に必要な要素をピックアップしていったものと思われます。
教祖になるためのチェックリストまで用意されています。いくつかご紹介しましょう。
神は用意できたか
イケてる哲学はできたか
葬式はしているか
民衆の不安は煽ったか
オリジナルの祝祭日は作ったか
などなど。よく気がついたな、というような項目もあり、感心させられました。
この本を読んでいて、以前読んだ本に似ているものがあったなと、思いめぐらしていたら、思い出しました。

「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)」です。こちらは世界征服を大真面目に考えるという本でした。どこか似ています。

あ、話が逸れました。

ちょっとおふざけに感じるとこともありましたが、教祖を中心に宗教を横断的に捉えていて、なかなか楽しい本でした!

 

 

*日替わりセール買って読むマラソンの足跡まとめ

tetuneco.hatenablog.com

 

 *まだやってます。

tetuneco.hatenablog.com