1964年のジャイアント馬場 柳澤健(双葉社)
この本書いた人どんな人
この本を書いたのは、ジャーナリストの柳澤健さんです。
この本の他にも、著作に「日本レスリングの物語」、「1993年の女子プロレス」、「1985年のクラッシュ・ギャルズ」、「1976年のアントニオ猪木」など、プロレス関連の本を多数書かれています。
こんな人です↓
内容は
日本中の人々がプロレスに熱狂していた、そんな時代がありました。
この本は、日本のプロレス界を作り上げた力道山の後継者となって、輝けるプロレス界の中心にいたジャイアント馬場さんに焦点を当てつつも、広く、彼が活躍する前後のアメリカと日本のプロレス界の黄金期全体を詳細に綴る本です。
プロレスのショービジネスとしての裏側や、黄金期を生き抜いた日本とアメリカのプロレスラーの一人一人も生き生きと描かれていて、この本を読むと、プロレスの全てを理解できそうな気がしてきます。
また、プロレスという金のなる木に群がる男たちの姿も、暑苦しく描かれていて、リングの外でのショービジネスとしてのプロレスの部分も読み応えがあります。
私の感想
私の記憶に残るジャイアント馬場さんは、赤いパンツを履き、ゆっくりと動く、大きな大きなプロレスラーです。
その彼は、大きな体のためにプロ野球選手で挫折を味わい、その後、プロレスラーに転身して、プロレス修行のためにアメリカに渡って、アメリカプロレス界で成功していました。
いやー、本当に知らなかった。
ジャイアント馬場さんは、日本人の多くが熱狂したプロレスの本物のヒーロだった。
ショービジネスとしても、実力あるレスラーとしても、彼はヒーローでした。
本を読んでいると、ワクワクすることばかりで、できれば、同じ時代を生きたかったなあと思うことしきり。
どうしてこういつも、いい時代は過ぎ去った過去なんだろうなぁと悔やまれる。
こんなふうに昔は良かったなんて言い出したら、私ももう年な証拠かな。
*私のおすすめ本あります