- 作者: 大野晋
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1978/07/20
- メディア: 新書
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私が、文章を書く仕事をするにあたって、
基礎力をつけるために購入した本。
日本語の文法なんて、
勉強する意味あるのかなぁなんて、
学校で最も受け入れられない授業だった。
国文法はつまらないと敬遠されることが多い。
しかし、古来日本語には美しい秩序があり、
日本人はそれを巧みに使い分けてきたと考える著者は、
古典語・現代語を通じた新しい文法の体系を探求しようとする。
文の基本構造、名詞や代名詞の性格、動詞活用形の起源などを分析しながら、
日本語の本質とは何かの解明に迫る。
↑これ読んで、ゲゲーっと思った人いるでしょう。
学生時代の文法の授業を思い出して、
なんだか、眠くなってきたりして。。。
んでもね、これが、
大人になって、マジで文章書かなくっちゃいけなくなって、
いざ手にとってみると、なかなか新発見盛りだくさんで、
(習ったことなんて忘れてるからね)
楽しい本なのだよ。。。
著者は、日本語の解明のため、日本の歴史をさかのぼる。
人が人に伝える道具としての言葉が、どのような仕組みなのかは、
やはり人と人との関わりを、さかのぼっていかなければならないのだろうなと思った。
日本の歴史にも、興味を持てた本でした。