『読書力』 齋藤孝
この本は、
私が、意識して本を読むようになったきっかけになった本である。
著者は言う。
序章では、読書力とは何か、なぜ読書力などということを言い出すことになったのかについて、
思いのたけを述べた。
たとえば、「文庫百冊・新書五十冊を読んだ」を「読書力がある」ことの条件とした。
何を勝手なこと言っている、と言われそうだが、
何も目安がないよりは目標ができやすいと考えて具体的な数字を挙げた。
思いつきの数ではなく、読書が習慣化するラインがこのあたりだと考えた。
私は、この本を読んで、文庫75冊・新書75冊を読むことを目標に掲げた。
(ちなみに現在、新書70冊、文庫26冊)
私の目標数値が、著者の設定と変わっていることに気づいたあなたはするどーい!
私はもう大人なので、実用性を重視するため、新書の割合をやや増やしたのです。
さて、
著者の考えの中で注目したいのは、「読書が習慣化するライン」を
目標としているところ。
本を読まされているのではなく、読書がすでに生活の一部になってしまうことが
読書力がついたことの目安となるようです。
読了冊数100冊に近づいた私の実感としては、
本は読めば読むほど、どんどん本の内容がリンクし、
そしてまた、次の本が読める。
そういう感覚がし始めています。
いつか、読書力の目安を達成したとき、
私に更なる変化が現れることを期待しています。
この本には、お勧めの本が、本の中にちりばめられていますし、
最後に文庫百選(「読書力」おすすめブックリスト)がついていて、
私は、この中からインターネットでまとめて注文してしまうことにしています。
そうすると、本屋だと気おくれして買わずに帰っちゃうような本でも、購入できます。
今日も、せっかくの機会ですから、何冊か注文します。
*私がこの本から学んだこと*
読書は慣れれば自然な行為だが、実は自然に身につくものではない。
本を読むことができるようになるためには、ステップが必要だ。
著者いわく、読書はスポーツとのこと。
時間を見つけては、鍛錬あるのみ!なのですね。
*おすすめの読書術の本あります