日本は世界一の「医療被曝」大国 近藤誠(集英社新書)
この本書いたのどんな人
この本を書いたのは、がん研究所・セカンドオピニオン外来を設立され、たくさんのガンに関する本を執筆されています。
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また著者は、がんには放っておいたほうがいいなどと唱える本を書かれているようで、その理論がいいとか悪いとかで議論になっているみたいです。
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内容
この本では、「医療被曝」の危険性について詳述しています。
日本における原発作業員の被曝限度は、年平均20ミリシーベルト、一年間で50ミリシーベルト以下かつ五年間で100ミリシーベルト以下と定められています。
一方で、エックス線やCTなどの検査で浴びる放射線も同じ放射線ですが、こういった医療上の放射線使用「衣装被曝」に関しては、
「これ以上はダメ」という限度が設けられていません。
そのため、
「とりあえず」「念のため」「ダメ押し」のCT検査で、100ミリシーベルトなど簡単に超えてしまう可能性があるのです。
この本の内容の大筋は、こんな感じで、後は、様々な根拠となるデータを並べて、いかに「医療被曝」が危険であることを切々と述べておられます。
私の感想
私は毎年毎年病気を見つけるために、人間ドックを受けています。
その度に、医療用エックス線、胃部バリウム検査、マンモグラフィ検診を受けているから、私は、毎年毎年進んで、著者がいうところの「医療被曝」を受けていることになります。
著者曰く、病気を見つけるために、あるいは、病気を治そうとして、かえって「医療被曝」を受けて、癌になるらしい。
読めば読むほど、本当なのか、信じていいのかわからなくなる。
とりあえず、あの白くて不快なバリウムはやめて胃カメラにすることにしよう。
そして、マンモグラフィ検診はもう受けない。
とはいえ、知識は知識。
あれがいい、これはダメと、いろんな情報があるけど、あまり振り回されないようにしなければ、と改めて思う本でした。
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