dokusyo

本を読んで社会をのぞき見

読書記録・本のおすすめ・その他もろもろ

『忘却の整理学』忘れる生き物の私たちは、忘れることを操れない。

忘却の整理学

忘却の整理学



同著の本『思考の整理学』はあまりにも有名↓

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)


この本は、その待望の続編とのこと。


今日、『忘却の整理学』読み終えて、

改めて『思考の整理学』の日記を読み返してみた。

tetuneco.hatenablog.com


続編だからしょうがないのか、

『思考の整理学』の日記に書いていることで、
『忘却の整理学』の日記に書くべきことも足りるように思う。


とはいえ私は、『思考の整理学』の日記に

自分で考えることを大切にし、そして、書く、話す、捨てる。

と書いていた。



思考を整理し、捨てることも必要と考えていたが、

今になってみると、

捨てること、つまり忘却は、思うように自分では操ることができないように思う。



何を忘れるか、それも個性と著者はいう。


なるほど、

意識的にできないからこそ、忘却に個性が現れる、のかも。

本を読み、話を聞き、体験して、自分を作ろうと詰め込んでいるが、

どんどん忘れていくのもこれ然り。

忘れることを整理しないと、自分の目指す自分は作れないのかもしれない。