- 作者: 時実新子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1990/05
- メディア: 単行本
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日頃見ない本棚を前になんとなく、本を探していて、
この本を見つけた。
ともかく泣ける音楽を聴き、せつない本を読んだ。
とにかくニセモノでもいいから恋をしていたかった。
そんな二十歳のころに手に取り、
これまでずっと捨てられることなく、
ずっと、そっと、しぶとく
私と共に過ごしてきたのがこの本である。
この本は川柳&エッセイの本で、
端から端まで、女でよかったと感じる
そういう本だ。
手が好きで やがてすべてが好きになる 新子
人を好きになるのに、嫌いになるのに、私は、理由はないと思う。
ただ、この歌のような、心に差し込むきっかけがあるだけだ。
この本の写真を載せようと検索したけれど、
アマゾンにも引っかからず。。残念。。
時間というものはいかに残酷なことか。
この本のことを忘れていたなんて。
手放したらもう、この本に会えないなんて。