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本を読んで社会をのぞき見

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『戦争における「人殺し」の心理学』デーヴ・グロスマン

 

戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)

戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)

 

 こんばんわ。

 

お久しぶりに、この日記のことを思い出しました。

思い出しついでに、今日やっと読み終えた本のことを書きたいと思います。

 

この本は、昨年の夏に、心理学の教授から薦められた本の中の一冊です。

 

この本は、「人が人を殺すこと」について、

特に、このことを正当化しようとする戦争において、

人の心理がどう働くのかを詳細に検証する本です。

 

殺す人と殺される人との距離、

物理的な距離、心理的な距離含めて、

遠いところから始まって、検証はどんどん近い方へと進んでいく。

 

そして、戦争という場面の特異性。

 

この本には、始めのうち、タイトルから想像されるようなことが書いてあって、

まあこんなもんだろうと思っていた。

 

けれど、この本は、私の想像を遥かに超えた。

 

第一部の副題にある

セックスを学ぶ童貞の世界

 

まさにそんな感じで、

 

自分が想像していた以上のことが書いてあって、

私は、予想もつかない感覚を、思わず飲み込んでしまいました。

 

私は、次第に読めなくなり、

3分の2くらいのところで、吐き気がしました。

 

どうやら「人を殺すこと」は、私には消化できないことのようです。

 

戦争とは、

ダメとか、イヤとか、そんなもんでなくて、

本当はもっと、

体の中からこみ上げる嘔吐のような感じで、

私たちには受け入れられないことなんだと思いました。