dokusyo

本を読んで社会をのぞき見

読書記録・本のおすすめ・その他もろもろ

ゼロからわかる民法 で民法と仲良く

ゼロからわかる民法 川田昇

ゼロからわかる民法 (平凡社新書)

ゼロからわかる民法 (平凡社新書)

民法は、私たちの生活に一番密着している法律だと思う。

私が生まれて、一番最初に父親は誰かといった親子の扶養関係を決めているのは民法だし、病院の入院とか各種契約も民法に定められている。

けれども、法律を専攻しないことには民法を学ぶことはない。私は、学んでいて損のない法律は民法だと思うのだが、興味のある人は少ない。

かくいう私は、仕事柄学ばざるを得なかったために、偶然勉強することができた。
個人的には民法が好きだ。いろいろ理由はあるけれど、人の揉め事を整理するためにあるという観点が面白い(揉め事が好きなわけではない)。

好きなのに、民法はつれない。

わかったかなと思うと、するりとまた遠くへ。まったく一筋縄ではいかない憎いやつなのだ。
(ま、わかっていない、というのが正解なんだと思うけど。)

この本は、少しは民法に興味の湧いた方、民法を学んだことのない方が、とにかく民法を学んでみよう!と入口に立った時にぴったりの入門書です。


入門書じゃ、ないな。

別に民法を理解したいとか、そんなことまでは考えてませんよ、って方にも、
民法の面白いところを感じ、知識の一つとして民法を捉えてもらえるような本です。

法律と思うと、ちょっと敬遠されがちだけど、
雑学の一つとして、民法を知っておくのも、いいですよね。

ゼロからわかる民法 (平凡社新書)

ゼロからわかる民法 (平凡社新書)