- 作者: 小川仁志
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2010/05/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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またまた哲学です。
哲学というと、なにやら難しそうだとか、不可解なイメージがないでしょうか。
確かにそうなんだけれども、それは、哲学を扱う者の責任でもあると思うのです。
ダイヤモンドは、高いほど売れるらしい。
高いことにこそ、ダイヤモンドの価値はあるわけです。
哲学は、不可解であるほど哲学らしい。
うーんと唸り、ちょっと読んだだけではよくわからない。
不可解であることにこそ、哲学の価値はあるかのようです。
この本は、いわば哲学のいいとこどりのような本です。
著者を含め14人の名立たる哲学者たちの考え方が、
伝えるべき要素に絞って、とにかくわかりやすく書かれています。
哲学の素晴らしさをなんとか伝えたいという著者の心意気が感じられます。
哲学愛、ですね。
だかしかし、哲学の価値は失われていないのです。
この本に書かれていることは、理解しやすいのですが、
その真なる意味といいますか、本当の意味を理解するといいますか、
理解して生かしていくというのは、やはり難しいのです。。
そういう一筋縄ではいかないところも、
私が哲学を愛するところでもあるのですが。。
世界に意味なんてない
大いなる野望をもって生きる。そして努力する。
その結果、報われなくても決して後悔することなく、
結果を受け入れる
意味がなくても、やっぱり意味がほしくなる。
それってホントは、この世界に私がいたことを残したいのかな、と思う
大いなる野望かぁー。
待ってろよ。私はきっと、○○になる(をする)!
なんて、あなたなら○○に何を入れますか。