奇界遺産 佐藤健寿
私は、どうやら城が好きらしく、とある城に時々通っている。
日帰りで行けなくもないのだが、わざわざホテルを取り、
城の横にある夜の庭園や、城のライトアップを楽しんだりしている。
もはや、城ではなく、そのホテルが好きなのかもしれない。
さて、そのホテルが好きな理由はいろいろある。
1 城の目の前にあり、立地が抜群。
2 朝ごはんが美味しい。
3 お風呂から城が眺められる。
4 従業員の対応が良い。
5 夜はラウンジでライトアップされた城を眺めながらフリードリンクを飲める。
(冷やしたミックスジュース、コーヒー牛乳があったりする。)
6 奇界遺産など稀有な本がラウンジに置いてある。
というわけで、とあるホテルのラウンジで出会ったのがこの本だ。
その日私は、一人旅ゆえ、ちょっと気取って(無理して)赤ワインなど飲んでしまったため、若干酔っ払っていた。
酔い覚ましにと、ラウンジでフリードリンクを飲みつつ城を眺めていたのだが、この本の装丁に惹かれ手に取ってしまった。
この本は、佐藤健寿さんという超常現象や世界の奇妙な現象を調査するサイト運営されておられる方が、
(こちらでございます↓)
世界各国の奇界遺産
「奇妙な想像力」がつくりあげたこの「奇妙な世界」。奇界、そこは狂気が正気と呼ばれるところ。
集めた、写真集です。
とにかくすごい。なんじゃこりゃ。 どうしてこうなった?の連続。
Amazon様より紹介されていた画像を貼らせていただきました。あといくつかここに載せにくいのもあったので、よかったらそちらをご覧くださいまし。
(Amazonの本の紹介より)
掲載内容はタイトルだけでも奇妙さが伝わります。
・世界で唯一の洞窟村(中国)
・崖っぷちの寺と魔除けのペニスの家 (ブータン)
・ 美しき砂漠のオアシス村(ペルー)
・ 南米随一のUFO目撃を誇るUFO村(アルゼンチン)
・ マチュピチュを超える天空の城塞 (ペルー)
・ 漫画みたいな南の島(ミクロネシア連邦共和国)
・ 貝殻で作ったファンタジック霊廟(台湾)
・ 社会主義国に生まれた奇想の庭園(タイ)
・ キリスト×エンターテイメントのテーマパーク(アルゼンチン)
・ 狂ったディズニーランド(ベトナム)
・ 無重力実験博士のマンション (カナダ)
・ 50年間、一人で大聖堂を作る男 (スペイン)
・ 変態冒険家の変態博物館 (アメリカ)
・ 伝説のカルト、ココナツ教団の島(ベトナム)
・ 二千年前の死体(中国)
・ 自分の全人生が預言されるアガスティアの葉(インド)
・ 台湾伝統のセクシー・ビンロウ・キオスク文化 (台湾)
・ ボリビアの忍者学校 (ボリビア)
・ 棺桶を崖に吊るす奇習の村 (フィリピン)
世界遺産は、確かにすごい。んでも奇界遺産も負けていない。
気持ち悪かったりする分、タチが悪い。いや、面白い。
城見のラウンジでこういう本を読んでる私も私だか、この奇界な世界を集めた著者もすごい!
この本は、なにせでかい本なので、なかなか買うわけにもいかないだろうけど、
百聞は一見に如かず、ぜひ見ていただきたい本なのである。
追記
先日、またとあるホテルに行き、2を読んできた。
まだまだ奇界遺産は尽きないようである。
奇界遺産2 佐藤健寿