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本を読んで社会をのぞき見

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ぬるい眠り 傷つかない恋などあるものか

『ぬるい眠り』江國香織(新潮文庫)

この本書いたのどんな人

著者は、1987年『草之丞の話』で童話作家として出発、『きらきらひかる』『落下する夕方』『神様のボート』などの小説作品で人気を得る。
2004年、『号泣する準備はできていた』で直木賞受賞。詩作のほか、海外の絵本の翻訳も多数。父はエッセイストの江國滋。
江國香織 - Wikipedia

以前、この著者は、名前だけで本が売れると聞いたことがあります。


私の感想

この本は、著者の「きらきらひかる」の10年後を描いた作品ほか9編からなる短編集である。


私にとっては、どんな恋愛小説よりも、ささいな恋心、くだらない恋愛でさえ、自分の身に起こったことの方が、心躍り、胸を締め付けられる。恋愛小説など、所詮他人事なのである。
こういう根っからのあまのじゃくな私は、恋愛もののドラマは見ないし、映画も見ない。

けれども、時折、著者の恋愛小説を読んでいる。


彼女の書く恋愛小説には、こんなことあるかなと思わせる、ギリギリの設定の中で、登場人物にギリギリの恋愛をさせる。
そうして、著者は、読者もろとも最上の切なさに痺れさせ、恐ろしいほどの中毒性に、読み手は取り憑かれてしまう。

私は、すっかり彼女の本の中毒性に犯されたみたいだ。
どうりで普通の恋愛では、満足できないはずだ。



この本と一緒にこの曲をどうぞ。

声を聴かせて

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  • 工藤静香
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