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本を読んで社会をのぞき見

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あなたもペンギンと電車に乗って なくしものを探しに行きませんか 

ペンギン鉄道なくしもの係 名取佐和子(幻冬舎文庫)

 

この本書いたのどんな人

 この本の著者は、

日本のゲームシナリオライター、小説家兵庫県神戸市生まれ、神奈川県藤沢市辻堂育ち。

明治大学文学部卒業後、ゲーム会社のナムコに就職し、『テイルズシリーズ』などのシナリオを担当する。2001年に退社し以後フリーとして活動。

2015年、『ペンギン鉄道なくしもの係』でエキナカ書店大賞受賞。

名取佐和子 - Wikipediaより)

 

私はゲームをあまりしないので、よくわかりませんが、ゲームのシナリオというと、様々なイベントと冒険心をくすぐる展開が求められるのかなと思います。

 

著者のホームページを見つけたので気になる方はどうぞ↓ 

なとり記

 

著者のホームページから見る著者の飾らない感じが素敵だなと思います。

 

 

内容

その鉄道会社の電車には、なぜかペンギンが乗っている。乗せられているのではなく、自分で乗っているのだ。

どうやら電車にペンギンが乗っていることは珍しいことでもなく、周りの乗客もその状況を受け入れている。

 

そのペンギンは、駅のなくしもの係で世話になっているようだ。

なんとも不思議な設定なのだが、この不思議には理由があった。

 

白と黒のユーモラスな姿のペンギンと、赤毛のなくしもの係担当が、なくしものを大切に預かります。

 

それぞれの物語で登場人物たちは、なくしものを探して失われた何かを取り戻す。そうして、登場人物たちの心は大きく動き出します。

 

心温まる短編とそれが最後に繋がって、涙が溢れて止まりません。

 

 

私の感想 

とにかく、泣けた。久しぶりに泣いた。

 

「ペンギン鉄道なくしもの係」だなんて、可愛いタイトルと表紙で、私は油断していた。

 

物語も、最初は、ペンギンがひょこひょこと歩き、電車に乗ったり、なくしもの係には赤毛の脱力系お兄さんがなくしものを預かってくれたりして、不思議系のほんわか物語だったのだ。

 

それなのに、のん気に読み進めていくと、最後の最後に、これまでの短編のモチーフが結びついて、一つの大きな流れとなって、私に暖かな涙を流させてしまった。

 

いやー、ほんと油断してました。

 

この頃泣いていない人は、この本をどうぞ。

暖かな涙は、あなたの心も体も潤してくれるでしょう。

 

 

 *おすすめの本リストあります

tetuneco.hatenablog.com

 

*1:幻冬舎文庫

*2:幻冬舎文庫