理系あるある 小谷太郎(幻冬舎新書)
この本書いたのどんな人
この本を書いたのは、
日本のサイエンスライター、大学教員。東京大学理学部物理学科卒。博士(理学)。理研NASAゴダード宇宙飛行センター、東工大などの研究員を経て著述活動を開始。
という、まぎれもない理系君です。
まさか誰かが読むだろうことなんて考えもしないで書いているような、なんだかへんてこりんな著者のホームページを見つけました。
このようなホームページを作ってしまうのも、理系のなせる技なのでしょうか?
気になった方はこちらを↓
内容
素数に出くわすと喜ぶ
ハンダごてで火傷する
数百万円の実験装置を踏み台に使う
白色着ていると思われる
などなど、理系ならではのあるあるが、この本に散りばめられている。
そして、それぞれのあるあるには、理系の著者による解説が加えられていて、なぜそうなるのか、理系的思考の秘密が語られている。
私の感想
私自身は、恐れ多くて、とても理系とはいえないが、理系の人が好きだ。
私が、科学系の本をよく読んでいるのも、その本を書いている理系な人の理路整然とした語り口や視点が好きなんだと思う。
そんな私の思いとは裏腹に、こちらに引け目があるのか、はたまた理系の方々が高みにいるのかわからないけど、なぜかちょっと、理系の方々はいつも上から目線だ。
まるで私と理系男子は、分かり合えないことを前提とした異文化交流のようだ。
しかし、それも含めて、一緒にいると、妙なウンチクもなんだか楽しい。人は、自分にないものを、他の誰かに求めるものだ。
この本では、理系の著者が、理系であるが故の思考や行動パターンを、ちょっとお茶目に、ちょっとだけ自虐的に表現しつつ、一見親しみやすさを醸し出している。
おかげで、この本を読むわずかの間だけでも、 いつも上からこちらを見下ろしている理系の皆さんを、私の方が、ふふふと笑って過ごすことができた。
理系あるある〜で
あなたの周りの宇宙人的存在である、理系さん、理系君を身近に感じてみませんか?
理系あるある 小谷太郎(幻冬舎新書)
* 雑学博士におすすめの新書あります
*理系なあなたにおすすめの新書あります