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本を読んで社会をのぞき見

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図書館の神様は優しく見守るのだった

小説 小説-物語

 図書館の神様 瀬尾まいこ(ちくま文庫)

 

 

この本書いた人どんな人

 この本を書いた瀬尾まいこさんは、中学校の国語の講師を経て教員になる傍ら、執筆活動を行っておられた方で、教員を退職されるまでの間にも、数々の賞を受賞されています。
 
平成13年に『卵の緒』で第7回坊っちゃん文学賞を大賞受賞されていて、私も好きな作品です。
 
 
内容

この本の主人公は、高校時代の心の傷を、今も引きずる高校講師です。

彼女は、なんとなく国語の講師になり、そして全く希望もしていなかった文学部の顧問になりました。

部員は一人。 

 

おまけに不倫してたりと、全く教師らしからぬ彼女ですが、弟や生徒、そして不倫相手らの彼女への思いに包まれて、少しだけれど前進していきます。

 

 地味でなんの変哲も無い毎日で、張り切りすぎない、頑張らない、とにかく成り行き、そんな青春がここにはあります。

 

私の感想

 

青春というと、どうも輝いているというような幻想があるけれど、すべての人の青春がそうとは限らない。

 

いろいろな小説で、図書館が舞台になるとき、そこに集まるのは大抵、人付き合いが苦手だったり、過去の人間関係のトラウマを抱えていたりする。

学校という集団で過ごす場所で、自分の居場所がない人は、いつしか図書館にたどり着いてしまうのかもしれない。

 

それにしても、国語の講師が、同級生を自殺に追いやった過去を持ち、不倫中だなんて、そういうこともあるのかもしれないけど、なかなかぶっ飛んだ設定だなぁ。

 

どんな人も、何時間も、くるものを拒まない図書室には、ぶっ飛んだ設定の登場人物も静かに包み込む神様がいるのかもしれない。

 

私もよく学生時代、図書室で時間を過ごした。

青春らしいことは何も思い出せないけれど、図書室は好きだった。

 

SNSとかいろいろなある今、若い人たちはどんな風に図書室で過ごしているのかな。こっそりのぞいてみたいな。

 

 

 

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