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本を読んで社会をのぞき見

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山の神様に守られて なあなあ なんとなるさ

小説 小説-物語

 神去なあなあ日常 三浦しをん(徳間文庫)

 

この本書いたのどんな人

この本を書いた著者は、

2006年(平成18年)8月に『まほろ駅前多田便利軒』で同年上半期の直木賞を受賞した。誕生日前の29歳での受賞であり、20代での直木賞受賞は、堤千代平岩弓枝、山田詠美に続く4人目である。

2012年(平成24年)、『舟を編む』が本屋大賞に選ばれる。2015年(平成27年)、『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞に選ばれた。
三浦しをん - Wikipediaより)

 

素敵な作品で、いろんな賞を受賞されています。

私は、著者の柔らかい文体がたくさんのファンを惹きつけて離さないのかなぁと思っています。

 

著者のインタビュー記事↓からは、文学を愛しておられる著者の姿が浮かびます。

作家の読書道:第33回 三浦 しをんさん

  

内容

主人公の勇気は、高校を卒業を機に、先生が勝手に決めた就職先へ、どんな仕事に就くかもよくわからないまま来てしまいました。

勇気の仕事は、林業でした。

神様の住む山に囲まれ、閉鎖された村で、少しずつ大きくなる木の成長と同じ、ゆーっくりとした時間の流れる村の暮らしに溶け込みながら、勇気も成長していきます。

 

 

私の感想

100年を超える木の成長を、何世代にも渡って見守る山の仕事では、時間の流れは大きくゆったりと流れている。

私たち人間の時間など、木からすれば、ああ、あんな人もいたなと振り返る程度の短いものだろう。

 

山と共に生きる村では、ゆったりとした時間の中で、小さなことなど 

 

なあなあ

 

なんとかなるさと気にしない、動じない、そして、受け入れていくとのだ。 

 

村には村のしきたりがあって、それはそれで息苦しいこともあるだろう。

それでも、時々、私は無性に田舎暮らしをしたくなる。

もしかしたらそれは、今の生活とは全く違う時間を生きてみたいからなのかもしれない。

 

私も庭に木を植えてみようかな。その木の成長を眺めながら、私も、ゆったりした時間に包まれて暮したいなと思う。