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恋して 恋して 生きていく私

この本書いたのどんな人?

宇野千代さんといえば、小説家であり、編集者であり、着物デザイナーであるなど、大変多彩な女性です。

この「生きて行く私」を読めばわかりますが、魅力あふれる姿に惹かれない女性はいないのではないのでしょうか。
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宇野 千代さんのホームページ

どんな本?

この本は、尊敬する斎藤孝の『読書力』という本で、勧められるままに買った本の一冊だ。

著者が自らの85年の長きにわたる人生を描いたものである。

人間、振り返れば、何かとああすればよかった、こうすればよかったと悔やんだりするものだ。

だが、

著者には、そんなそぶりもなく、どの場面のどの宇野千代も、のびのびと暮らし、生き生きと描かれている。


とにかく、宇野さんの生きっぷり、書きっぷりがいい。


私の感想

何より私が気に入ったのは、この本のタイトルだ。


私が人生を振り返り自伝を書くとしたら、

タイトルは「生きてきた道」とか「その時歴史は動いた」とか

そういったものになったに違いない。


つまり、過去形なのだ。


ところが、この本は「生きていく私」なのだ。


まさに、未来に向かって生きていくのである。



このごろ、いやなことがあると、

結局のところ、同じ考えにたどり着く。



それは、いやな人、仕事、いろいろあるけど、


やっぱり人間は生きていくんだな、ということ。

未来に向かって、歩いて行くしかないんだな、ということ。



私も、85歳になった時、こんな風に人生を振り返ることができるように、

生きていきたい。


本は読者を選ばないが、

女性にお勧めしたい本である。

*私のおすすめ本リストです
tetuneco.hatenablog.com