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本を読んで社会をのぞき見

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記憶力を強くする には?という観点から、最新脳科学に触れよう

教養 教養-教養・新書

記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方  池谷裕二

記憶力を強くしたくて、ただただタイトルに惹かれて購入した本。

この本は、他の多くの記憶力の鍛え方を教えるような本とは異なり、
ハウツーものではありません。

科学技術の進歩が目覚ましい現在、
その神秘的な技術の機能の一部がようやく解明されつつあります。
そうした中で、この本の目的は、
「記憶」したり「学習」したりといった、
脳の機能の中でもとりわけ高度で難解な問題について
皆さんと一緒に考えていくことにあります。
記憶はどのようにして脳にたくわえられるのか。
そもそも「記憶力」とは何なのか。
そして、記憶力を増強するためにはどういう方法があるのか。
こういったことを考えながら、
現代の脳科学が到達している極限にまでみなさんを案内したいと思います。


このように、この本は、とっても科学的な本なので、
簡単に記憶力のみをアップさせたいという人には不向きです。

けど、

ちょっと遠回りな方法になっても、
脳の不思議にせまり、それと合わせて、記憶力するとはどういうことか
を知りたい人には、


私は、この本を読んで「記憶を強くする」以外に

とても、自分が好きになれるきっかけを見つけました。

というのも、

私は、なんでもすぐ忘れちゃうし、だめだなーと思っていました。

著者いわく

脳はいい加減なヤツ

なんだそうです。

というのも、私たちは、

人によって、筆跡が異なるにもかかわらず、同一文字であると認識できます。
要するに「似ている」ことが大切なのです。
こうしたことも、記憶がほどよく曖昧で柔軟であるからこそできるのです。


私は、丁寧に解き明かされる脳の不思議を、辛抱強く科学と向き合いながら、

読み進めていくうちに、

自分の体の一部でありながら、なんだか不思議だらけの脳を、

なんだかいとおしく思えてきました。


すぐ忘れちゃうけど、また覚えればいいじゃないか。

さらに、この曖昧さこそ、私の長所ではないかとまで思います。

曖昧さのなかに、新しい発想が生まれる可能性が秘められていると思うからです。


*私がこの本から学んだこと*

耳の痛い著者の言葉をここに

人は、「歳のせいで覚えが悪い」と嘆きます。
この嘆きは大変な間違いで、
私から見れば、そういう人は単なる努力不足であるように思います。
そしてまた、昔自分がものを覚えるために、
どれほど努力したのかを忘れているのです。



*おすすめの新書あります
tetuneco.hatenablog.com