- 作者: 三田紀房
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2007/11/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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幾度となく繰り返される「仕事やめたい病」。
なんとなく、やめたいなーってホントによく思う。
心の底からやめたかったら、たぶんとっくにやめているだろうけど、
あーやめたいなって、あてどなく思う。
よくある話ではないだろうか。
この本は、なかなか熱い本だ。
題名は「汗をかかずに」となっているが、
きっと著者は、書きながら熱くなって、
手に汗握って、この本を書いた違いない。タブン。
仕事を辞めたいということに関して、
「なぜ転職したいのか」や「なぜ独立したいのか」ということよりも先に、
「なぜ会社を辞めたいのか」についてしっかりと考え、それなりの結論を出しておく必要があるのだ。
そうしないと、転職先の会社でも同じ不満やストレスに悩まされ、再び新たな転職先を探す、といった堂々めぐりに陥るだけかもしれないのである。
と、バッサリ言い切る。気持ちいいまでに。
そうすると、だらだらとやめたいと思い続けるよりも、
「いつでも辞められる準備」をしておくこと
だ。
そして、
あえて現在の会社に残る
ことも選択肢の一つだ。
あえて残るんだと思えば、今の会社で自分がどうあるべきかを考えざるを得ない。
私は、今の会社でトップを奪う気はないけど、
汗をかかずに、より自分を高めたいという気持ちはある。
この本は、そういう意味でも、なかなか参考になる本である。