女ひとり寿司 湯山玲子
この本書いたのどんな人
この本の著者は、著述家、プロデューサーさんなんだそうです。
「ぴあ」にて、情報欄を担当されていたんだそうで、そういう経験などを生かして、著述、コメンテーター、プロデューサーなどとして活躍されています。
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Profile | 湯山玲子公式サイト
かっこいい大人の女性という感じですかね
内容
この本は、著者が名店と誉れ高い寿司屋へと、女ひとりで赴き、カウンターにすっとつき、冷酒につまみで始まり、寿司を食べ、寿司、店、客を
鋭く観察するというもの。いわば観察日記といったところか。。
この「女ひとり寿司」をきっかけに、自ら寿司を握る「美人寿司」を始められたそうな。
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私の感想
「女ひとり」というところで、この本に、強く興味をそそられたのだが、
そもそも著者に度胸があるのかないのか、
寿司屋の懐が深かったのか、
著者は意外にも寿司屋の雰囲気にも慣れ、
本の内容は、女ひとり vs 寿司屋 という構図から、
女ひとり vs 寿司 という構図になり、
寿司のうまそうな表現ばかりが紙面を埋めるようになる。。
女ひとりでなくともよかったのではないか、とすら思えてくる。。
恐らく、
女ひとりで寂しいのではないか、ひどい扱いを受けるのではないか、
卑屈になるのではないかなどなど、
そーんな私の予想に反して、明るい文面が、私にそう思わせるのだろう。
たぶん、
女ひとりでも生きていけるとか、そんな肩肘張らなくったって、
女ひとりでも十分楽しめるって、気楽に構えた方がいいんだろうな、きっと。
さてさて、
女ひとり寿司は、高級店に挑戦することにこそ冒険性があったわけだが、
貧乏性の私には、ちょっと不釣り合いな感じ。
いわばいきなりエベレストに登るような感じだ。
私の場合、
一人にはいつでもなれるから、
むしろ誰かを誘って食事に行くってことの方が、大冒険のような気がする。