やっとかめ探偵団と殺人魔 清水義範
この本は、名古屋の話をしていたところへ、
何か面白い本はないかという話題になり、
こんな本があるよと勧めてもらった本である。
正に、名古屋かつ面白い本なのだ。
読んでみると、主人公のおばあちゃんが魅力的だ。
おばあちゃんで素敵なのは、ミス・マープルくらいかと思っていたけど、
いたね、ここにも。日本にも。
物語もなんとなく時事的でもありつつ、軽快。
すいすいと楽しく読み進めて、連鎖的に購入し、一気に全シリーズ読んでしまった。
なによりミステリーでありつつ、読後に心が寒々としない、というのがいい。
(怖くて眠れない。くらいに気持ちになるとかもない。)
主人公があばあちゃんであることもその理由のひとつであると思うが、
名古屋弁の暖かさも入り混じっているのかなぁと。
今度、名古屋へ、仕事とか抜きの、本当の名古屋見物に行く。
この本に出てくる一番好きな名古屋弁「おそぎゃー」
聞きたいなー、生「おそぎゃー」
今はもうないかもしれない、名古屋が聞けるといいなぁ。
私と同じく順番に読みたい律儀な方へ、順番まとめたよー
記載されている発売日とは異なりますからご注意をー
1 やっとかめ探偵団(1988年5月20日)
2 やっとかめ探偵団危うし(1989年12月20日)
3 やっとかめ探偵団と殺人魔(1993年3月15日)
4 やっとかめ探偵団とゴミ袋の死体(2000年11月10日)やっとかめ探偵団と鬼の栖
5 やっとかめ探偵団と鬼の栖(2002年8月20日)
【余談フォト】
後輩からもらったサボテンから芽が出た。
後輩のベランダは、この植物に侵食され、
すべてのプランターが、この植物のみになっているという。恐ろしや。