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若い読者に送る 村上春樹さんによる短編小説読解講座

 若い読者のための短編小説案内 村上春樹(文春文庫)

 

この本書いたのどんな人

この本を書いたのはどんな人なのか、知らないのはわからないのは、私だけなのかもしれないなとも思いつつ、一応調べてみました。

 1979年、『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞しデビュー。1987年発表の『ノルウェイの森』は上下430万部を売るベストセラーとなり、これをきっかけに村上春樹ブームが起きる。その他の主な作品に『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』などがある。

村上春樹 - Wikipediaより

日本の作家の中でノーベル文学賞の最有力候補と見なされている方なんだそうだ。

 

内容は

この本は、著者村上春樹さんが

僕なりの短編小説の読み方を文章のかたちにしてみました。もちろんこれは僕のきわめて個人的な読み方であり、すべての人々の読書の手助けになるというものではありません。

として、6つの短編小説について、どう読み、何を感じ取っていくかを詳しく解説するものです。

その読みは、ものを書く人間としての見地から、作品に対する仮説を立て、その仮説をもとに推論を進めつつ読んでいきます。

 

 

私の感想

この本を読んで、遠い昔の国語の授業を思い起こしました。

私の記憶に残っている国語の先生は二人います。

授業の内容など全く思い出せませんが、どちらもとてもパワフルな方だったと記憶しています。

お二人とも生徒たちに問いかけ、一心に文章を読み解き、生徒たちに様々なことを考えさせてくれたことを思い出しました(先生が語れば語るほど、私の意識は遠のいたけど)。

この本の中で著者は、私が学んだ先生たちと同じく、一心に文章を読み解き、読み手にしっかりと考えさせます。

 

残念ながら、著者である村上春樹さんの作品は、一冊も読んだことがありません。

ノルウェイの森が、読んでない方がおかしいというくらい、誰もが読んでいて、その時に流れに乗れず読みそびれて、それっきりになっていました。

 

この本から察するに、著者の本は読み解くのが困難そうだなぁ。

 

この本を読んだら、著者の本を読みたくなるかなぁって、期待していたけど、私にはやっぱりまだ時期尚早みたいです。