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本を読んで社会をのぞき見

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ことばの教養を身につけたいあなたへ

ことばの教養 外山滋比呂(中公文庫)

 

この本書いたのどんな人

 この本を書いたのは、

お茶の水女子大学名誉教授、日本の英文学者、言語学者、評論家、エッセイス。文学博士である。全日本家庭教育研究会元総裁。

外山滋比古 - Wikipedia

 

東大・京大で1番読まれている本『思考の整理学』 ↓を書いた方です。

思考の整理学 (ちくま文庫)

こちらの本を読んだことのある方は多いのではないでしょうか。

 

 

内容

この本には、ことばをテーマに著者の考えがちらばめられている。 

 心を伝えるための言葉使い、手紙の言葉選び。

そして、読書の楽しみや読書のヒントについても、著者ならではの考えが述べられている。

著者曰く、

本を読めば、読むに値する本を読めば、頭の中がかき廻される。あとは、少し休んでやる必要がある。濁った水が澄むのには時間がかかる。立て続けに本を読むのは、どうもあまり賢明ではなさそうである。

世にいう多読は、賢明ではないということか。

読書で得た知識は、自分の頭に落ち着かせる時間も必要ということなのだ。

 

そして、なんでも本を読めば良いというものではなく、

本に読まれるのではなく、賢い読者になるために、めいめい読書の哲学を持ちたい。 

という。

 

本よりほかに楽しみはないといった学者などが、しばしば人間としての魅力に欠けており、その原因が本に読まれたためだと思われる時など思われるときなど、つくづく読書が呪わしくなる。われわれの目は文字など読むためについているのではないと考えたりする。わけもわからず本を読め、勉強しろというのは、成り上がりの者のせりふではないか。誰かが読書は高尚であると言い出すと、猫も杓子も履歴書に趣味は読書と書き入れる。世も末である。

著者は辛口なのである。そしてそれが読んでいて楽しい。

 

私の感想

話すにしても、文章を書くにしても、少しでも厚みがあり、豊かな表現ができるといいなと思っているけれど、なかなかそうはいかない。

 

 著者によれば、ことばの教養を身につけるためには、単に本を読めば良いということではないらしい。

良い本を読み、それを自分のものとして使うことが必要だ。

 

さてまあ、わかってはいるものの、その良い本を選び、自分のものとすることが、とにかく難しい。

そんなときの助けになるのが、著者の本だ。

 

好みもあると思うが、著者の適切な言葉選びと、ちょっと古めかしい言い回しは、私の身につけたいことばの教養だ。

 

 この本を読んで、ますます豊かな日本語を身につけたいという思いを強くした。

  

ことばの教養 外山滋比呂(中公文庫)

 

*文章力を鍛えるなら、この本

tetuneco.hatenablog.com