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『ホンモノの思考力』樋口裕一

ホンモノの思考力―口ぐせで鍛える論理の技術 (集英社新書)

ホンモノの思考力―口ぐせで鍛える論理の技術 (集英社新書)


このところ議論を中心とする会議に参加する機会が増えた。

皆の発言を聞いていると、的外れなことを言ってる人が多い。

話の争点から逸れて、外へ外へと進めていき、

最後に、「ま、これは余談ですけど。」なんていう。

時間の無駄やねん!!と言いたい。


的外れな質問というのは、ほとんどの場合、

発言内容を理解しようとするのではなく、

質問にかこつけて自分の意見を言おうとしたり、

自分の考えで相手の発言を歪めて捉えている場合が多い。

真摯に発言を理解するための質問であれば、

誰も不愉快には思わないはずだ。


誰だって、自分の意見をいいたい

そのことに全神経を注ぐあまり、人の話を聞いていない人が多い。

正確には、相手の発言を自分が発言するためのきっかけ

にするためだけに聞いて、

相手の発言内容の意味をしっかり受け止めていないのだ。


会話ってキャッチポールだってよく言うけど、

自分がボールを投げるためには、

まずはしっかり受け止めることから始めないとね。



かくいう私も、人の話を聞けない人でした。

今は、多少はきちんと聞けるよう、努力しているつもりです。

具体的には、発言者が何を意図して話しているのか、

言葉以外に発言者の内心にも気をつけるようにしています。



人の話をしっかり受け止めず、自分の言いたいことばっかりいう。

こういうことこそホントのKYなんじゃないかな。






著者のこの本も読んでいます↓
http://d.hatena.ne.jp/tetuneco/20090514

この他、日記には書いていませんが、

これらの本も読んでます⇒


結構、好きなのかな。
差がつく読書 (角川oneテーマ21)
人の心をつかむ話し方の鉄則