『10年後のあなた』『日本の論点』編集部

10年後のあなた (文春新書)

自分探しとか、自分づくりとかに弱い私。

いつも誰かから見た私を探しているような気がする。。

そんなとき、この本が目に入った。

よくある自己啓発本のように、10年後の私へと優しく導いてくれるような、

そんな期待感をもって、この本を手に取った。

それが、間違いだった。。

10年後のあなた

人口減少、超高齢化、格差拡大ーー
日本社会を襲う激変は、あなたの人生に
どんな影響を及ぼすのか。
８つのシュミレーションと39の項目から、予定された
未来の姿を具体的に描き出す。

そう、現実的なのだ。

かなりリアるな10年後がこの本の中で待っている。

登場する主人公の名前は、その世代で数の多かったものから選び、
かれらの年齢がわかるように生年を記した。
読者の現在と照らし合わせながらお読みいただき、
いくつか教訓を得ていただければ幸いである。

たとえば、こんな感じ

リストラを拒否した辻浩一（1961年生まれ）の十年後

定年を前に妻から離婚を切り出された三橋修（1947年生まれ）の10年後

退職金を元手にレストランを始めた井崎平蔵（1949年生まれ）の十年後

働きながら子育てに挑んだ芦原千晶（1969年生まれ）の十年後

ＳＦ映画で見る100年後の世界より、

ぐっと近くてぐっと身近で、想像するに容易い10年後。

あえて目を向けないようにしている、ちょっと先の未来を

目の前に見せられて、寒くなった。。

教訓を得るには十分な本だ。

で、気になる10年後は・・・