『孤独な夜のココア』田辺聖子
この本書いたのどんな人
この本の著者は、私の大好きな人。
恋愛小説などを中心に活動し、第50回芥川龍之介賞など数多くの文学賞を授与されている。文化勲章受章者。
大作家さんでありながら、気さくな雰囲気が素敵です。
もうずいぶん前の作品になりますが、著者の本を読んだことはなくても、映画化された「ジョゼと虎と魚たち」を見た人も多いのではないでしょうか。
私の感想
秋というと人恋しい季節などと申しますが、あれ、ホントですかね。
人恋しいにあんまり季節は関係ないと思いますがどうですか?
私はというと、そうですね。
一人暮らしをしていた期間がけっこう長くありまして、その間、毎日、仕事に疲れ、お腹も減ってとぼとぼ帰る帰り道が、常に切なく、人恋しい時だったと思う。
私の場合、季節には関係なし!!みたい。
そんな夜、一人の部屋で飲むココア。あったかくて予想以上に甘く濃い、あのココア。
この本は、甘く切ない、暖かくて、登場人物のすべてが愛おしい。
まさに田辺聖子ワールド。まるで読むココア。
そして、不格好になってもいいって開き直って、恋に前向きになれる本だ。と思う。
恋をお休み中の人にもおすすめです。準備運動にいいよ。
この本と一緒にこの曲を
*美味しい物語集めました
tetuneco.hatenablog.com
*おすすめの本あります
tetuneco.hatenablog.com