いつの頃からか、要らないものをすっと捨てるようになった。
そうして、
ものを捨てることを繰り返していると、次第に捨てるべきものが見えてくるし、
捨てるべきものが見えてくると、そもそも
捨てるべきものを受け入れなくなる。
結果、自然にものが減る。
はずだった。
というのも、引越しをしたとき、
思っていたより、自分のものが多くて驚いた。
必要なものしか持っていないと思っていたけれど、捨てるものも多かったのだ。
シンプルとはなんだろうか。
ものをたくさん持つことで、
私が得ようとしていたものは、なんだったのか。
そして今また、
ずいぶん前に読み終えた本を引っ張り出し、
シンプルへと思いを寄せているのは、なぜなんだろう。
なーんて思いつつ、久しぶりにこの本を開いた。
この本には、
暮らしも含め飾り立てない、自分でいい。これでいいのだ、
と思わせる信念がある。
とくかくこの本は、素敵なのだ。
あーそういや。若い頃、
要らないものは、男も捨てる。なーんて言ってたっけな。
いろいろ含めて、シンプルライフでありたい、今日この頃なのである。