ワーク・シフトー孤独と貧困から自由になる働き方の未来図 リンダ・グラットン
この本書いた人どんな人
この本を書いたのは、イギリスロンドンのビジネススクールの教授です。人材論、組織論の世界的権威なのだそうな。
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著者は、来日もされていて、日本の将来の働き方についても言及されています。
内容は
この本では、働き方を考える上で、まず未来を予測し、働く場がどう変わるのかを読み手に丁寧に解説します。
著者が見せる未来は、暗いです。
メール、ネットなどのテクノロジーの発達とグローバル化により、いつも世界のどこかで誰かが働いており、繋がっていて、細切れになった時間に追いかけられるようになると予測しています。
また、都市化の進行、移住の増加により、人と人との直接的なつながりは少なくなり、孤独化に加え、より多くの貧困層が生まれると予測しています。
そんな未来において、私たちが抱くであろう不安、孤独や貧困に対して、主体的に明るい未来を築いていくにはどうしたらいいのか。
著者は、未来に向かって、今、働き方を考え、未来に沿った、働き方にシフトすることを提案しています。
この暗い未来を明るく生き抜くために、今私たちに求められているのは、働き方をゼネラリストからスペシャリストへと転換させる「ワーク・シフト」が必要なのです。
このように、この本では、働き方のみならず、私たちが生きていく上での、多くのヒントが散りばめられています。
私の感想
私たちは、働き方考えるとき、どうしても目先のことに捉われがちです。
日本では、10年先と言っても、組織の中にいれば、そんなに大きな変化はないと思っていたからです。
しかし、著者の描く未来像を踏まえて考えると、ただ組織に属し、ぼんやりしているだけではダメだという気持ちが強くなりました。
仕事と職場は、あなたが生きがいを見つけられる場である可能性が高い。その場を生かすか殺すかは、あなたの勇気と未来感覚次第だ。
この本に描かれている10年後は、私はまだ組織に属している年齢です。
ですが、今もう、私の人生は、組織に押しつぶされそうです。
いますぐ急なシフトはできませんが、今の仕事に捉われすぎずに、もっと考え方を広く持って、いろんなことに挑戦し、人とのつながりや経験を積み重ねていきたいと思いました。
今できることをし、今会える人に会い、今かけることを書く。
私は良い未来へとシフトしていく。
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