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【おすすめ】私の青春の1冊+青春を思い出すための本4冊 

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こんにちは、tetunecoです。

 

青春って、近頃あんまり聞かなくなりました。もしかしたらもう、死語なのかもしれないのかなぁと思うのですが、今の若い人たちって、「青春」って使うのかな。

 

 

私の青春の1冊

さて、私の青春の一冊を考えてみました。

 

しかし、これが難しい。

学生時代に読んだ面白かった1冊でも、はまった一冊でもなく、「青春の1冊」ですから、なんかこう、「いやー、あんときは青かったよね」的な本でなければならないはずです。

 

そういえば、高校生のとき、本を誕生日にもらったことがあります。

 

その本をくれた人は、中学生の頃に読んだ分厚い赤い絹張りの本で、表紙には、赤と白の蛇の輪が織ってある本があって、すごく素敵なんだって話したのを覚えていてくれて

たんです。

 

この本です。

映画「ネバーエンディングストーリー」の原作本です。

想定がとても素敵なので、ぜひ本屋さんや図書館で探してみてください。

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)

  • 作者: ミヒャエル・エンデ,上田真而子,佐藤真理子,Michael Ende
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1982/06/07
  • メディア: 単行本
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とにかく、私の話を覚えてくれてたってことが、ものすごく嬉しかったです。

 ん、これ青春っぽい話ですが、青春の一冊とはなんか違うな。

 

 

青春が思い出せない

では、青春の一冊でどんな本なんだ?と、もう一度考えてみます。

 

うーん。

あんま思い当たらない・・よく思い出せない・・・いろんなところがぼんやりしている・・・何かあったような・・・

 

私にとっての青春時代は、あったような気もするし、なんかこう詩集を読みまくって、ついでに詩も書いたりしてたような気もするけど、何の詩集を読んでいたのか思い出せない・・・。

 

そうだ、青春は遠すぎるのです。

 

 

青春を思い出そう

青春を、あの頃の感覚を、本を読んで思い出してみることから始めなければならない気がしてきました。しがらみのないあの頃を。

 

そこで、私の好きな青春小説を集めてみました。

 若い方には古臭いところもあると思いますが、青春の青臭さは、いつの時代も大して変わらないように思います。

 

どの小説も、男性目線なんですよね。

男の人の方が、いつまでも青春していたい生き物なのかもしれません。

 

 

1 青春のド定番

赤頭巾ちゃん気をつけて 庄司薫(新潮文庫) 

主人公は、高校生の男の子薫くん。本に描かれているのは、他愛もない高校生の日常ではありますが、だからこそ、自分の若かりし日と物語を重ねて、主人公を懐かしんだり、愛おしく思ったりできる作品です。

いつの時代も、男の子は女の子に振り回されているんでしょうか。

私は結構、幼馴染の由美が好きです。

詳しい感想はこちら↓

赤頭巾ちゃん気をつけて 狼は赤頭巾ちゃんが好きでした - 本を読んで社会をのぞき見

 

 

2 妄想の世界で青春を味わう

 太陽の塔 森見登美彦(新潮文庫)

この本は、大人のファンタジー小説なのだそうですが、打倒クリスマスに燃えるモテない男子が繰り広げる妄想をファンタジーと呼ぶ時点でどうかしている作品です。

ですが、森見登美彦作品の中でも、最も愛すべき作品であることは間違いありません。

若き男性たちは、このような妄想の日々をお暮らしなのかと、 私は震え、笑いました。

若さゆえの妄想に引き込まれ、いつしか現実ともつかない青春を味わうことができるでしょう。

詳しい感想はこちら↓ 

太陽の塔 妄想爆発! いつの日かジョニーがご活躍されることを切に願う! - 本を読んで社会をのぞき見

tetuneco.hatenablog.com

 

3 今も青春してるノンフィクション作家の本当の青春

ワセダ三畳青春記 高野秀行(集英社文庫)