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老人と海 言わずと知れた名作 上司にプレゼントして喜ばれた

老人と海 ヘミングウェイ,福田恆存

まずは、読んでいない方に解説文をどうぞ。。

キューバの老漁夫サンチャゴは、長い不漁にもめげず、小舟に乗り、
たった一人で出漁する。
残りわずかな餌に想像を絶する巨大なカジキマグロがかかった。
四日にわたる死闘ののち老人は勝ったが、
帰途サメに襲われ、船にくくりつけた獲物はみるみる食いちぎられていく・・・・・・。
徹底した外面描写を用い、大魚を相手に雄々しく闘う老人の姿を通して
自然の厳粛さと人間の勇気を謳う名作

男だな。


ていうのが、この本を読んだ、第一の感想。。
私とは相いれないそういう世界を感じた。



男性だからこそ、男性を主人公として、ここまで力強く書けたんじゃないかなと思う。



この強さは何かな、と考えたとき、これって、プロ魂なんじゃないかなと思った。

骨太のぶっといプロ魂。。

この感じ、うまく伝わるといいんだけど。



昨年、訳あって好きな仕事を離れた。

そして、以前の上司から、全く畑違いの仕事をやってみないかと言われ、かつ、挑戦できるのは今しかないと思い、最も苦手とする仕事に挑戦した。
我ながら無謀だった。。と思う。


新しい仕事に挑戦した私は、今振り返っても、何をしていたのかよく思い出せない。


ただ、そのころしきりに考えていたことは、ともかく、与えられた役割をしっかりと果たすことだけだった。
とてもプロらしい仕事はできなかったが、私は役割を放棄しなかった。


今年、好きな仕事に変わった。
水を得た魚のように、考え、考え、考えに考える毎日だ。
私のこの骨細のしなやかなプロ魂をいまこそ見せるときではないか。
妥協しない。これかな、と思う。

異動の時、上司のこの本をプレゼントした。
仕事に対する情熱も熱く、すごく自分に厳しく、それでいて淡々と仕事をする人だったから、この本がぴったりだと思ったから。

ありがとうと言って受け取ってくれたけど、後でこの本好きだと言ってた。
読んだことあるのに受け取ってくれてたんだ。

渋いよね。

北の漁場

北の漁場

  • 冠 二郎
  • 演歌
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes




*「老人と海」は「新潮文庫の100冊」に選ばれています
tetuneco.hatenablog.com


*おすすめの本リストあります
tetuneco.hatenablog.com