99・9%は仮説?思いこみで判断しないための考え方? (光文社新書)
- 作者: 竹内薫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/12/13
- メディア: Kindle版
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「驚くべきことに、飛行機が飛ぶしくみは、まだ完全には解明されていません。」
えっ?何で?理由もわからず、飛んでるの?飛行機って??
この本、プロローグから私の驚きは始まります。
著者によると、
「だれもが科学的に100%解明されていると思っていることも、
つきつめて考えると、すべては仮説なのです。科学はぜんぶ仮説にすぎないのですー。」
とのこと。。
えー。なんか揚力がどうとかって、習ったような気が・・・
科学というのは、解明されつくしたものの集積だと思っていたけれど、
案外、思い込みの部分もあるようです。
けれど、著者はいいます、
「われわれの頭を支配しているさまざまな仮説を紹介し、
あわせて、その背後にある思いこみで『判断しないためのコツ』」
を学ぶことにより、
常識、先入観、固定観念を
「一度捨てることにより、頭と心を身軽にして、スイッチを切り替えて、ふたたび現実の世界に舞い戻って、力強く再始動してほしい」と。
仮説や思い込みに囚われることなく、ありのままに世界を見ると、
そこには、
今まで見えなかったものが見え、感じることのできる世界が広がっているのかな。。
とはえいえ、「自分の頭のなかの仮説に気づく」って難しい。
特に、
この人は、こういう人だ。とか、あの人はこういうはずだ。とか。。。
人に対する仮説、思い込みは、なかなか拭い捨てることはできないように思う。
でもそうだ、
自分にとって確信してることであっても、所詮は仮説にすぎない。。
やわらか頭=いろんな可能性を生み出せる頭で、
世界をみよう。