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『99.9%は仮設』思い込みを捨て 新しい世界へ この本と共に

『99.9%は仮設』竹内薫

「驚くべきことに、飛行機が飛ぶしくみは、まだ完全には解明されていません。」

えっ?何で?理由もわからず、飛んでるの?飛行機って??
この本、プロローグから私の驚きは始まります。



著者によると、

「だれもが科学的に100%解明されていると思っていることも、
つきつめて考えると、すべては仮説なのです。科学はぜんぶ仮説にすぎないのですー。」

とのこと。。
えー。なんか揚力がどうとかって、習ったような気が・・・
科学というのは、解明されつくしたものの集積だと思っていたけれど、
案外、思い込みの部分もあるようです。

けれど、著者はいいます、

「われわれの頭を支配しているさまざまな仮説を紹介し、
あわせて、その背後にある思いこみで『判断しないためのコツ』」

を学ぶことにより、

常識、先入観、固定観念

「一度捨てることにより、頭と心を身軽にして、スイッチを切り替えて、ふたたび現実の世界に舞い戻って、力強く再始動してほしい」と。

仮説や思い込みに囚われることなく、ありのままに世界を見ると、

そこには、

今まで見えなかったものが見え、感じることのできる世界が広がっているのかな。。

とはえいえ、「自分の頭のなかの仮説に気づく」って難しい。

特に、

この人は、こういう人だ。とか、あの人はこういうはずだ。とか。。。

人に対する仮説、思い込みは、なかなか拭い捨てることはできないように思う。


でもそうだ、

自分にとって確信してることであっても、所詮は仮説にすぎない。。

やわらか頭=いろんな可能性を生み出せる頭で、

世界をみよう。