仕事するのにオフィスはいらない ノマドワーキングのすすめ 佐々木俊尚 (光文社新書)
この本書いたのどんな人?
この本の著者は、
1988年毎日新聞社入社。警視庁捜査一課、遊軍などを担当し、殺人事件や海外テロ、コンピュータ犯罪などを取材する。
現在は、作家・ジャーナリストをされています。
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私の感想
こうして、ちまちまブログを書いていると、
これで生活していけたらなぁって、ついつい現実逃避してしまう。
著者は、
オフィスを持たず、好きな時間に、好きな場所で働く働き方について、
「ノマド」と名付けて、その実践方法を解説します。
ちなみに、「ノマド」とは
日本語に直訳すれば、「遊牧民」。北アフリカの砂漠や中央アジアの草原で、羊や牛を追って生活している彼らが、ノマドです。
これを著者のいうノマドワーキングに置き換えると、
「オフィスのない会社」「働く場所を自由にする会社員」といったワークスタイルろ実践している人たちのことです。
第1章では、ノマドワーキングのすすめとして、様々なノマドワーカーを紹介し、「新しい働き方というものは、こういうものだよ」と見せてくれます。
それと合わせて、ノマドワークにはどんな人が向いているのか、ノマドワークにとって、重要なことは何かを解説します。
- ブロードバンド
- サードプレイス
- クラウド
新しい言葉も出てきます。
サードプレイスは知りませんでした。
直訳すれば、「第3の場所」。つまりオフィスでもなければ自宅でもない、仕事をしたり生活をしたりするための第3の場所という意味です。
なんか、かっこいいなぁうらやましいなぁという気持ちはあるけれど、ある程度の職業に限られる気も・・・。
そういう制限を頭の中でしている時点で、私の考えがまだまだ固いのでしょうか・・・。
そして、第2章では、この自由なワーキングスタイルにおいて、
自分のアテンションをどうやってコントロールし、注意が散漫になってしまわないように仕事に集中できる気持ちを作り出せるかどうかが、実は最も重要な課題なのです。
として、ノマドーワークにおける働き方の心得を語ります。
その働き方は、ノマドワーキングの実践者を前提としているので、私には、ただただうわやましい生活が描かれています。
最終的には(もうまとめちゃいますけど)、
時間こそが唯一の希少価値のあるものだと人々は気づくようになります。
そこだよなぁー。
ノマドの遊牧的な場所の縛りがないことだけでなく、働くための時間を自分がコントロールする。自分の時間を自分のために使う。
組織に守られて働いている身としては、心の底からうらやましい限りだ。
隣の芝生はなんとか、なのかもしれないけれど、できることなら、こういう生き方をしたいものだと思う。