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本を読んで社会をのぞき見

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ぐれる! って言ってみたかった。今からぐれてもいいですか?

ぐれる! 中島義道

ぐれる! (新潮新書)

ぐれる! (新潮新書)


ぐれると聞いて何が頭に浮かんだでしょうか。
私は、不良、非行などが浮かんできました。

著者は、

ぐれるということは、社会的に適応性を拒否する一つの仕方

といいます。


著者が考える

ぐれる理由の五要素
(一)もうじき、どうせ死んでしまうこと。
(二)ひとは不平等に生れついていること。
(三)人生は偶然に翻弄されていること。
(四)それにもかかわらず「明るい顔」をすることが要求されること。
(五)犯罪をなして社会から葬り去れらるだけの勇気はないこと。

誰もが、死など忘れて、

不平等も頑張ればなんとかなるといい、

偶然は運命などと美化し、

すべてを「笑う門には福来る」で乗り越えようとし、

社会のの価値観に疑問を感じたり、意義を唱えようとすると、

この社会は、とても生きにくい世界になってしまうにもかかわらず、

それをいいだせない。



私自身、よく疑問を感じることがあって、

しかも、あまのじゃくで、

社会的適応性は低い人間だと思う。



私は、社会の価値観に対して、反抗してばかりだったが、

拒否するという選択肢もあっだなぁ。。。



私は、

自分を外を歩く引きこもりだと思っている。

一見、部屋に閉じこもっていないし、

会社にも行っているが、

自分の世界は決して、出ることはないのです。。


これも、一種の「ぐれる!」?

追記

著者の本は、この本も読んでます。
tetuneco.hatenablog.com

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