内向型を強みにする マーティ・O・パンローリング
この本書いたのどんな人
心理療法士 内向型人間に関する研究における第一人者(本書より)
内向型人間研究の第一人者らしいです。
自ら内向型人間であることを明かしておられます。ちなみに夫は、外向型だそうな。
内容は
この本では、人を大きく内向型と外向型に分けています。それは、きっちりと別れるようなものではないようで、程度によって、内向型よりだったり、外向型だったり、中間的な人もいるようです。
そして、悲しいかな、世界の75パーセントは外向型でできているそうで、外向型の人3人に対し、内向型人約1名と、内向型は数において劣勢なんだそうです。
おまけに、内向型の人は、自らを変え、世間の人々と同じように外向型人間になるよう相当な乙力がかかってくるそうです。
この本では、この内向型の人に圧倒的不利な状況の中で、いかに無理をしないで、自分の特徴を生かして生活していくかを解説しています。
内向型と外向型、内向型と内向型の組み合わせにおける、パートナー関係、親子関係でお互いを理解し、利点と難点なども紹介されていますので、外向型の人にも読んで気づくところがあります。
私の感想
この本には、内向型がどうかのテストが付いていますが、まあ、そんなことしなくっても、私は完全なる内向型です。
内向型ではダメだ、外向型にならなくでは!と思っていろいろ努力したこともありましたが、この本を読むと、内向型は生まれつき脳の問題だそうなので、もう悪あがきはやめた方が良さそうです。
この本では、
内向型人間がパーティーを楽しむ方法
という章がありまして、内向型の外国人の方は大変だそうなぁと心中お察しいたしました。
私も、未だ飲み会の楽しさを模索中でして、この本を参考になんとか外向型人間が楽しげに過ごしているのをやり過ごしたいと思っております。
例えば、内向型人間パーティ戦略はいろいろありまして、
如才ない辞退のテクニック
とりあえず、断ることも一つみたいです。
大切なのはエネルギーを蓄えること
内向型は、大勢の人がいるとエネルギーを消耗するらしいです。
なかに入ったらすぐに、会場全体が見渡せる、安全な止まり木を見つけよう
これはよくやるね。
こんな戦略も、
イソギンチャク作戦
パーティーの静かな場所に座っていると、同じように内向型の人が集まってきて内向型人間のペースでおしゃべりを始めるらしい。とにかく自分が動かない作戦。
これは成功しそう。
とまあ、こんな感じで、この本を読むと、内向型でもそれなりに楽しく生きていくことができそうです。 外向型にはなれそうにないし、諦めも肝心です。
内向型の人にとっては、外向型の人になろうと肩肘春のをやめ、肩の荷が降りる本だと思いました。
できれば、数の上で優勢の外向型の人にもこの本を読んでいただいて、内向型の人にパーティーを楽しむことを強要しないようにしていただきたいもんです。
*私のおすすめ本リスト 公開してますー