ミステリーの書き方 日本推理作家協会(幻冬舎)
この本書いたのどんな人
この本を書いたのは、日本推理作家協会に所属する推理作家の皆さんです。
表紙にずらりと書かれていますので、お好きな作家さんがいるかどうか探してみてください。
この作家の皆さんの名前を見て、この本が欲しくならないミステリーファンはいないと思います。
内容
この本は、プロの作家の方々が、ミステリーの書き方をテーマに沿って指南するという本です。
人気の作家さんも登場し、書きたい人も、そうでない人も、ミステリーの成り立ちというか、やや種明かし的な面があったり、ミステリーに限らず、言葉を連ねて作品を作ることのいろいろが書かれています。
この本を読むと、ミステリーの骨格から何もかもスケスケになって、ミステリーを客観的に物語を眺めることができ、ミステリーの読み方がぐっと変わります。
また、本を読むこと、そして文章を書くことが好きな方には、楽しめる上に、勉強にもなる一冊となっています。
私の感想
この本は、本来、「ミステリーの書き方」を知りたい、ミステリーを書きたいという人が買うべき本なのかもしれませんが、著者に対する興味や、ミステリーを読み解くためのテクニックを得るために読んでる方もおられるかもしれません。
この本は、ミステリーに限らず、小説を書くのにも参考になることばかりで、この本を読めば、ミステリーを書くつもりのなかった方も、誰だって間違いなく何か書きたい!と思うことでしょう。
私はというと、文章を読むことも好きだが、書くことの方がもっと好きです。
先日、友人から、
「そんなに文章を書くのが好きなら、自分(←私、一応女)を男目線で見た物語を書いてはどうか。」と言われました。
そうすることで、自分をかなり客観視できる、らしい。
ちょうど、この本を読み始めて、おし、なんか書いてみるか、と思ってきたので、自分物語をこの本を参考にしつつ書いてみたら、
結果・・・
かなり可愛くかけた(笑)(ちなみにタイトルは、「すれ違った女」)
なのに、だ。とある友人は読まぬという。
なので、この本をフル活用し、思い切って自分物語をミステリーに変化させてみようか、と思いました。
が、私をミステリーと絡み合わせようにも、どうにもこうにも、あまりに平々凡々で、そんな要素はまるでありませんでした。
というか、ミステリーに仕上げるなどの計算高さは、私にはないようだ。
これはある意味、自分を見事に客観視できたといえよう。
本を読むことで、社会を覗き見している私ですが、書くという行為で、自分を客観的に見ることができることを実感しました。
この調子で、いつかミステリーが書けたらなぁ
第二弾も出ています
*寝不足間違いなしのミステリー小説
*おすすめの本あります