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時間術は、あなたを活かす! 私も活きた時間を生きたい

功術 時間の戦略 鎌田浩毅

成功術 時間の戦略 (文春新書 (443))

成功術 時間の戦略 (文春新書 (443))


毎日毎日、忙しいと感じるのは、なぜだろうか?
仕事のせいか?


よくよく考えてみると、
私は、ゴロゴロする時間(なーんもしない時間)がないことを、
忙しいと感じているようなのだ。

何かをする時間がない、というより、
のんびりする時間がないから、「私は忙しい」と思っているようなのだ。

要するに、私は、ただゴロゴロしたいだけなのだ。


著者は、時間を「活きた時間」と「死んだ時間」に区分している。

その定義は、
「活きた時間」・・・現在過ごしている時間が、未来の創造へ向かって活かされているような時間
「死んだ時間」・・・惰性でだらだらと過ごしてしまう時間
としている。

そうすると、
忙しくって、なんやかやいろいろやってたって、
「活きた時間」とはいえない。

私は、「忙しい」という言葉を、
何もしない為の言い訳として使っていただけだと知った。

実は、死んだ時間とは、そうとは気づかずに過ごしていることもけっこうある。
だらだらと意味のない作業を続けたり、おもしろくもないのに飲み会に出たりするのがそうだ。
まさに暇つぶしに過ごしている時間である。
一時的には興奮しても、あとで空しくなるような時間の経験はないだろうか。
これらの時間を排除することから、活きた時間の認識から始まるのだ。


うぐぐ。私は、過去を振り返ってちょっと空しくなった。

でも大丈夫。

人生はオン(仕事)とオフ(遊び)からなる。
活きた時間にも、オンとオフの両方がある。
その双方に、それぞれ重要な意味があるのだ。
仕事や勉強ばかりしていたのでは、生きた時間にはならない。
といって、遊びにばかりうつつを抜かしてばかりもいられない。
充実したオフの時間とは何かを知っておくこと。
これは、人生のオンを充実させるために、とても大切である。

オフですよ、重要ですよ、オフ。

とはいえ、オンあってのオフですから。


*私のふむふむ・なるほどポイント*

本は一行でも読む価値があれば、買う価値があるといえよう。
本の中に書かれた一語で、自分の人生が決まることもあるからだ。
本なんて安いものではないか。
飲み会を一回パスすれば、新書なら十冊、専門書でも数冊は買えるだろう。
これらが自分の人生にどれだけ役に立つか、計り知れない。