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ブンとフン 8歳の笑いを求めて あなたは笑えるだろうか

『ブンとフン』井上ひさし

ブンとフン

ブンとフン

電車で出かけるというのに、本を持ってこなかった。
電車で揺られている時間を本と共に過ごすのがなんといっても楽しいのだ。
(ま、座ってるとすぐに寝ちゃうのだが)


慌てて駅にある本屋に入り、そして、この本に出会った。


名前は忘れたが、有名人が8才のときに読んで笑ったと
紹介されていて、つい8才の笑いが欲しくなってしまった。


私の思う8才の笑いは、図書室にいつもあった「ズッコケ三人組」。
ズッコケ三人組対怪盗X (ポプラ社文庫―ズッコケ文庫)middle]


元気、仲良し、冒険、泥んこ屈託なく笑う。あの感じ。


さて、この本、読んでみると実にくだらない。
くだらなくて笑える。

そして確かに、私が想定していた8才の笑いに似た感じがする。


悲しいかな、私はもう8才ではないし、もう8才の私でもない。
もう何倍も(何年もではなく何倍も)歳をとっている。

とはいえ、くだらない中に、社会風刺なんかが見え隠れして
どうしても、大人の笑いになってしまう。あかんなぁ。


でもまあ、こういう本を読んで、笑えるなんて、
私も、まだまだすれてないなと思う。

追記
こんな本も読んでます。
tetuneco.hatenablog.com