『春の数えかた』日高敏隆
春が恋しいこの時期に、春待ち心がますます膨らむ本を読みました。
装丁が、かわいいですよね。
本屋の平積みで、こんなの見つけたら、買うしかないでしょう。
さてこの本、日本を代表する動物行動学者である著者のエッセイ集です。
どのお話も、虫や植物をよく観察し、疑問に思うことにはしっかり考えるという著者の生き物へのまっすぐで高い好奇心が感じられ、なるほどと感心したり、生き物のかわいい姿に本当に癒されます。。
日高さんは、心から生き物が大好きなんだなぁーと感じます。
こういう愛を感じる本って、とっともいいですね。。
私は、会社と家の往復の毎日で、自分の家や、通り道の家々の花壇をゆっくり眺めたりはできません。
ましてや、冬の間は日が短いので行きも帰りも薄暗くて、生き物を見ることも、感じることもできません。
しかし、先日、ようやく日も長くなってきて、我が家の花壇につぼみを発見することができました。
かわいいピンクと白のヒヤシンスです。
私と同じように、日々の生活に追われて、生き物の暮らしを感じられな人も多いのではないかと思います。
ときには、生き物たちがいきいき描かれた本を読んで、しばし、子どものころに生き物と触れあったことなど、思い出してみませんか?
暖かい春の風景が、蘇るかもしれません。
ああ、春のある国に生まれて、本当によかった。。
この本と共にこの曲をどうぞ