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一日江戸人 になって、江戸の街を歩こう 

『一日江戸人』杉浦日向子

この本書いたのどんな人

著者は、日本の漫画家、江戸風俗研究家、エッセイストです。

杉浦日向子 - Wikipedia

この本では、著者のすべての能力が結集されていて、江戸の風俗が漫画とエッセイで、本当に楽しく江戸の生活の様子が表現されています。


私の感想

遠い未来、この世界はどうなっているかってこと、考えた事ありますか?

たいていは、建物の高層化、あらゆるものの機械化、仮想化が進んでいる、そーんなどこかの映画、アニメ、本なんかで描かれた世界を想像するのではないかなと思う。

あなたはどうでしょう?

私はというと、こう答える。


「江戸時代みたいになってる!」


おそらく資源が枯渇して、人間の知恵と工夫で、人間と自然とが共存するような、そんな世界になっているのかなーっと思うのである。
そして、私が聞いた江戸の町は、リサイクルが進んでいて、とってもエコな街だったらしいのだ。
ううむ。やっぱり江戸だ!



さてさて、この本では、江戸の町に暮らす、いわゆる江戸っ子の生態を入門編から上級編まで、挿絵を交えて解説する。

例えば、どんな男性、女性がモテたかとか、銭湯の常識、趣味、おまじない、酒のつまみ、料理、屋台、出版物などなど、この本を読めば、江戸の町にタイムスリップしたくなること間違いなしだ。

そして何より、江戸人の金にとらわれないおおらかな暮らしぶりに、心がほっこりする。


満員電車に揺られながら、この本を読んでいたら、ますます心は江戸時代へとタイムスリップをしようとする。


宵越しの金はもたねぇなんて、いってみてぇとおもいやせんか?(←一応江戸っ子風に)


「一日江戸人」は「新潮文庫の100冊」に選ばれています

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