『一日江戸人』杉浦日向子
この本書いたのどんな人
著者は、日本の漫画家、江戸風俗研究家、エッセイストです。
この本では、著者のすべての能力が結集されていて、江戸の風俗が漫画とエッセイで、本当に楽しく江戸の生活の様子が表現されています。
私の感想
遠い未来、この世界はどうなっているかってこと、考えた事ありますか?
たいていは、建物の高層化、あらゆるものの機械化、仮想化が進んでいる、そーんなどこかの映画、アニメ、本なんかで描かれた世界を想像するのではないかなと思う。
あなたはどうでしょう?
私はというと、こう答える。
「江戸時代みたいになってる!」
おそらく資源が枯渇して、人間の知恵と工夫で、人間と自然とが共存するような、そんな世界になっているのかなーっと思うのである。
そして、私が聞いた江戸の町は、リサイクルが進んでいて、とってもエコな街だったらしいのだ。
ううむ。やっぱり江戸だ!
さてさて、この本では、江戸の町に暮らす、いわゆる江戸っ子の生態を入門編から上級編まで、挿絵を交えて解説する。
例えば、どんな男性、女性がモテたかとか、銭湯の常識、趣味、おまじない、酒のつまみ、料理、屋台、出版物などなど、この本を読めば、江戸の町にタイムスリップしたくなること間違いなしだ。
そして何より、江戸人の金にとらわれないおおらかな暮らしぶりに、心がほっこりする。
満員電車に揺られながら、この本を読んでいたら、ますます心は江戸時代へとタイムスリップをしようとする。
宵越しの金はもたねぇなんて、いってみてぇとおもいやせんか?(←一応江戸っ子風に)