『心と響き合う読書案内』小川洋子
この本は、著者が本を紹介するラジオ番組をまとめたもので、
季節に応じ、いろんなジャンルの本52冊を紹介する本である。
著者の本は、書店でもよく見かけるし、映画にもなっている。
でも、私は手に取らないままにいた。
著者が書く、優しくて繊細そうな本たちは、
薄汚れた私に、なんだかちょっとキレイすぎる気がするのだ。
とはいえ著者の本は、気になる。。ので、
著者の心に響いた本を知り、
そして、著者が本をどんな言葉で表現するのかを知ることで、
ちょっと著者を感じてみようと思い、この本を手に取った。
目次をチェックすると、私の好きな本も数冊紹介されていた。
『銀の匙』、『流れる星は生きている』、『羅生門』、『モモ』、『銀河鉄道の夜』、『賢者の贈りもの』
薄汚れた私でも、さあて、どれから読もうかと、ワクワクする選書。。
そうして、本文に目を通すと、
いいじゃないか、響くじゃないか、やっぱり優しいじゃないか。
この本のおかげ、著者のおかげで、
来年も、いい本に出合えそうな気がしてならない。
さてさて、ここに本日記を書いて3年になる。
そして、一昨年からかな、恥ずかしくない範囲の人に、
ここのアドレスを書いた年賀状を出してみた。
おかげさまで、ここを訪れてくれる人も増えた。
そして、今年の年賀状には、すべてにアドレスを書いた。
私のブログを通じて、一人でも多くの人に、本との素敵な出会いがありますようにと、
願ってやまない。
そして、この本は、素敵な本との素敵な出会いを提案する、とてもいい本だと思う。
さあ、私も読もう。
どんな本との出会いが待っているのか、楽しみだ。
*おすすめの読書術の本あります
tetuneco.hatenablog.com