魂の文章術―書くことから始めよう ナタリーゴールドバーグ,小谷啓子
- 作者: ナタリーゴールドバーグ,小谷啓子
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2006/03/20
- メディア: 単行本
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ここでこうやってブログを書いているのだが、
そもそも、私は文章を書くのが好きだと思ったことはない。
縁あって、二年間、文章を書くことを仕事とすることになり、
それが、本当に楽しかった。
うまく文章を書けるようになりたいと、
いろいろな本を読んで、学んだりもした。
そうしていくうち、
もしかしたら私は、文章を書くことが好きなのかもしれなと思うようになった。
嘘はいわない。
物を書くという果てしない大地で、あなたにも自分だけの場所が必ず見つかるはずだ。
そこでは、変わり者だからという理由で取り残される人はいない。
この本は、技術的に文章を向上させることではなく、
いかに自分と向き合って文章を書くかに、とことんこだわる本だ。
だから、書きたい文章、
たとえば、非常に事務的なものなど、あまり参考にならない場合もあるだろうが、
表現者として文章を書きたい人には、参考になる本だと思う。
最低5年間はガラクタを書く覚悟をしなければならないだろう。
書くことは書くことを通じて学べる。
「なぜではなく、何を書くかだ。」
私も書こう。
言いたいことを言いきれたと思ったときも、もうひとふんばりして、その少し先まで進もう。
読んで読んで読んで、書いて書いて書いて、その先まで書く。
書けるかなー、私。。
さて、気になる文章がありました。
みんな、成功とは幸せな出来事だと思い込んでいる。
しかし成功は、寂しく、孤立無援で、がっかりするような体験にもなりうるのだ。
成功とはあらゆるものである、と考えたほうがいい。
幸せというものは、変幻自在なものなのだ。
だから、成功に限らず、成功=幸せとか、絶対的な幸せの法則はないのだろう。
私は私の幸せを大切にみつめて、書いて生きたい。