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もののけの正体を君はこの本に見るだろう もののけ大全集

もののけの正体 原田実 (新潮文庫)

アマゾン様の紹介より

鬼に襲われた、天狗に出くわした、河童を目撃した……ほんの数十年前まで、多くの日本人が、妖怪や幽霊など「もののけ」の存在を信じ、体験や伝説を語り継いできた。もののけたちはどうやって生まれてきたのか。日本の怪談や奇談の数々から民俗学的な視点で、その起源の謎に迫る。日本古来の妖怪や魔物をはじめ、江戸時代の化物、琉球地方や蝦夷地のアイヌに伝わるもののけも多数紹介! 日本人の恐怖の源泉を解き明かす。

私は特に妖怪マニアとか、霊感オタクとかとそういうのでもないんだけれど、ちょっとしたホラー的なものが好きたっだりする。
それにしても、今になって思うと、なんでこの本買っちゃったんだろうか。



もののけの存在とか信じちゃいないけど、家と会社の往復で、ばたばたと朝と夜とを繰り返していると、仕事帰りの夜道で、ふと、見えないものが見えた、なーんて、異次元に迷い込みたい時がある。

私には見えないけど、もののけって、いたらいいなと思う。


さて、この本では、日本に伝わるもののけたちを、一人(?)ずつ紹介していきます。
鬼、天狗、河童などのメジャーどころから、二口女や夜の楽屋など聞いたことのないマイナーなものまで様々です。。


そんな中でも、これは!と思ったのは、戒めのためかなんなのか、なんの嫌がらせなのか、女性をもののけに例えたものです。


○名前 寝肥(ねぶとり)

起きているときは美女だが眠るとともにその身体が座敷一杯に膨らみ、大いびきをあげる妖怪らしい・・・


○性質

大きないびきをかいて色気に乏しく、なにごとにも騒々しく行うので、ついには男に愛想をつかされるような女である。



江戸時代にはこういう女性が妖怪と例えられていたのですねー。


おーこわ。。


寝肥って、脱いだら、案外太かった的な話だったら、なんか、もっとコワイナ。


*おすすめの謎本あります
tetuneco.hatenablog.com