Salon de SHIMAJI バーカウンターは人生の勉強机である
この本書いたのどんな人
この本の著者は、
集英社に入社後『週刊プレイボーイ』編集者を務め、1982年に同誌の編集長を務めた。
日本のシガー愛好家グループ『赤帽倶楽部』の会長も務め、現在は『シガーダイレクトクラブ』の会長として、毎月クラブのメンバーとテイスティングをしたものを『リアル・シガー・レビュー@サロン・ド・シマジ』として公開している。シガー以外にスコッチウイスキーなどにも造詣が深い。 週末は新宿Men's Isetanにある『サロン・ド・シマジ』のバーカウンターに立ち、全国から来るファンと時間を過ごしている。
(島地勝彦 - Wikipediaより)
経歴を読むと、きっとご本人もプレイボーイなんだろうなぁと想像しました。
内容
この本では、著者がマスターを務めるBAR Salon de SHIMAJIと、そこでふるまわれるシングルモルトとシガーにまつわるよもや話が綴られています。
そもそも、BAR Salon de SHIMAJIは、著者をマスターとした架空のBARで、エッセイの舞台であったが、その後実際にシガーバーがオープンしています。
そんな架空のバーに集まる人々は、誰もが品のある魅力満載の人ばかり。
時折、若い人も登場するけれど、その若い人たちも、著者が心を許すだけあって、大人の世界の心得ているという有様です。
また著者が愛する品々や身に付けるものも紹介されていますが、さぞかし良いものなのだろうと思わせるものばかりです。
「退屈な天国より楽しい地獄に逝きたい」
「大切なのは、いまを夢中に生きることです。明日はいらない。今夜が欲しい。」
なんというか、子供ばかりが住んでいるようなこの日本に、こんな世界があったのかと嬉しくなりました。
私の感想
渋いマスターのいるバーにシングルモルト、さらにシガー。
この本を読んでいると、私は長く生きたが、中身はまだまだ子供だなあと思わずにはいられない。
お酒だって、年々飲めなくなる一方で、カウンターで一人お酒を愉しむ、なーんて夢のまた夢なのだ。
だが、次にお酒を飲むなら、ウィスキーを飲もうと決めている。
もちろん、この本を読んで影響されたからなのだが、ワインでもなく、焼酎でもなく、日本酒でもない、ウイスキーの似合う人になりたいな、なんて思っている。
まずは、氷の音がからりと響く素敵なグラスを買おうと思う。
*おすすめのエッセイあります