「ない仕事」の作り方 みうらじゅん(文藝春秋)
この本書いたのどんな人
この本を書いた、みうらじゅんさんって、ウィキペディアによると、
日本の漫画家、イラストレーター。
本名、三浦 純。血液型:AB型。169cm(自身で公表)妻はシンガーソングライターのbird。
職業については、小説家、ミュージシャン、評論家、ラジオ、編集長、ライター、解説者など幅広い分野で活動しており、公表している職業は「イラストレーターなど」。
となっている。 でもよくわからない。
著者のHPも見てみた。
HPを見てみたけれど、なんというかカオスってて、この人なナンジャコリャという感じだ。
この本を書いたのはどんな人なのかを知りたかったら、多分、この本を読むのが一番なんだと思う。
内容
この本では、著者のこれまでの歩みというか、功績というか、変質歴というか、彼の子供の頃のスクラップから現在に至るまでの実態が綴られている。
こちらの記事からも、変質歴の片鱗が伺える↓
この本を読むと、なんだか変だな、と思うことを、なんとも楽しげに仕事にする、なんだか変な人だということがよくわかる。
とはいえ、変だ変だと言っているが、この本自体は決して変な本ではない。
この本は、真面目な真面目な、稼いで生きるためのビジネス本なのだ。
私の感想
この本のタイトルを読んで、みうらさんって仕事がなかったんだなぁなんて、仕事をどうやって見つけたんだろう、なんてのん気に考えていた。
でも、そうではなかった。
彼は、仕事がないから、単に探したというのではなく、これまで誰も仕事になるとも思いもしなかったことを、仕事に変えていったのでした。
例えば「ゆるキャラ」。
今となっては、誰もが知っているこの言葉も、彼が、たまたま気になった地方のキャラクターを紹介する記事を「ユルキャラ」として書き始めたことから始まる。
そうして、集めたキャラクターをまとめて本にしたり、イベントを開催したりと、仕事に変えていく。
この本には、これまでにない自分の売り方が、書かれているのだ。
著者曰く
趣味は突き詰めなければ意味がありません。
なんだそうな。
この本を読むと、彼が趣味から始めたことをとことん突き詰め、仕事とするのに相応の努力をした結果として、一つの形に仕上げてい流ことがよくわかる。
みうらじゅんさんは、ただの変態ではなかった。
変態的な努力のできる人なのかもしれないと思う。
そうだ、私も変態になろう。
本を読んで、書いてまた読んで、書いて。
そして、いつか何かを作り出したいなぁと思う。