働く君に伝えたい「お金」の教養:人生を変える5つの特別講義 出口治明 (ポプラ社)
この本書いたのどんな人
著者は、60歳でライフネット生命設立されたCEOさんだそうで、確かテレビで拝見して以来、気になっていた方でした。
というのも著者は、本をたくさん読んでおられて、社員の勧めで、書評ブログも書かれているんですよね。
詳しくはこちらを↓
驚いたことに、この本を買ったことをTwitterでつぶやいたら、著者にフォローされました。
ご本人が実際に操作されているのかどうかはわかりませんが、さすが実店舗のないインターネットだけの保険屋さんとあって、SNSにも広くアンテナを張っていらっしゃるのだなと思いました。
内容
この本ですが、この本では、お金について「知る」「使う」「貯める」「殖やす」「稼ぐ」というテーマに分けて解説していきます。
全編にわたり、著者と編者の対話形式になっていますので、若い方にも大変読みやすいと思います。
この本では、
お金のことで死ぬまで不安に思うことなく、楽しく生きていけるようになること。
お金に支配されることなく、お金を支配できるようになること。
これが、本書のゴールです。
としています。
保険屋さんというと、不安を煽るのがお好きのような感じがしますが、著者はまったく正反対で、おそらく誰もが理想とする、死ぬまでお金の不安がないことを目指した考え方を示してくれます。
私の感想
著者は、
大切なのは、できないことを考えないこと。つまり「解」にならない悩みは捨ててしまう、ということです。
といいます。
この姿勢は、お金に対する考え方というか、生きていく上での根本的な考え方として貫かれていて、読み手を建設的な考え方へと導いてくれます。
この本には、他にも、
お金を使うときのルールは一つだけ。「楽しいかどうか」です。楽しく、かつマイナスにならなければ、それでいいのです。
将来を予測しようとしたり損得で考えたりせずに、「自分が好きなこと」に投資するのがいちばんです。
などなど、若い方にも、そうでない方にも、解のない心配を捨てさせ、未来への着実な一歩を踏み出させてくれる言葉が込められています。
この本を手にしたとき、ちょうど、占い師さんから長生き宣言をされた私は、将来のお金について、いろいろと考えていたところでした。
この本に出会って、明るい気持ちで遠い未来を捉えて、しっかり準備していきたいと思うようになりました。
この本は、いいときに出会えた、素敵な本でした。